「大学院を辞めたい…けど漠然とした不安がある」
「辞めたら就活ってどうなっちゃうの?」
「とにかく大学院から逃げたい‥もう無理」
といった不安はありませんか。
2021年3月に大学院を辞めた私はありました。
私の場合、大学院を中途退学することにしましたが、この決断に至るまでかなり悩みましたし、その過程で体調を崩すなどもしていました。
そこで本記事では、そんな経験を生かして下記を解説していきます。
執筆者:あおい 夏から新卒に混じって既卒就活を始める⇢既卒の就活サイトと新卒の求人サイトの両刀使いで翌年の夏に第一志望の大手広告代理店2社に内定をもらうことに成功 >> さらに詳しいプロフィール
大学院を辞めたい人向け就職相談サービス3選👑
1位:ウズキャリ サイト管理人の私が利用して一番良かった就活サービス「ウズキャリ」です。最大手のサービスなので、文系理系を問わず幅広く求人を取り扱っています。独自の厳しい審査を設けており、ブラック企業を徹底排除しているのもポイント。就活を乗り越えるためのアドバイスをたくさんもらいながら進められます。
2位:アゲルキャリア アゲルキャリアは最短1週間のスピード内定が特徴の就職サービス。24時間対応に加え、面談10時間以上OKとサポートの手厚さを求める人におすすめ。マッチングの精度も高く自分に向いている企業をヒアリングしてくれます。求人の量・質にも定評がありバランスの良さが魅力です。
3位:タネックス タネックスは10代・20代の若手に特化した就職サービス。学歴・経歴不問のため、未経験でも多くの求人が見つかるのが強み!他にない非公開の求人も多数あるので、今すぐに優良企業を紹介してもらいましょう。
|
大学院を辞めたいと思った理由
「大学院を辞めたい」と思った理由は大きく2つに整理できました。
- 研究に強烈にストレスを感じた
- 研究以外に面白そうなことをみつけた
私が大学院を辞めたいと思ったのは「大学4年の12月ごろ」です。
進学前に、研究適性や就職活動について考えることはありませんでした
なぜなら学生の8割が院進する学科だったからです。
流れに身を任せていたら気づけば大学4年生の7月には進学が決まっていました。
その後、研究が自分に向いていない、他分野の方が楽しそう、と感じ始めました。
研究に強烈なストレスを感じた
研究室に配属されて、研究テーマが決まったのが6月。
その後から本格的に研究が始まりました。
私は化学を専門的に学んでいました。
研究に慣れ始めてきた8月ごろ、「まてまて、研究ってストレス多すぎない?向いてないかも?」と思い始めてしまいました。
とはいえ、ストレスの原因は教授に話したら叱られてしまうような、しごく当たり前のことに対してでした。
例えば、ストレスに感じたのは下記です。
- 実験机や棚がサンプルで溢れてしまうこと
- よくわからない試薬で白衣が汚れてしまうこと
- 実験器具が行方不明になること
- 使いたい器具を別の誰かが使っている間は、実験を進められないこと
- 使った後は手で入念に洗わなきゃいけないこと
理系の研究室ではおそらく普通のことだと思います。
でも私にとっては苦痛でした‥
実験に直接的に関係のないことにモチベーションが左右されたのが、とってもしんどかったのだと思います。
教授とのやり取りが英語だったこともストレスだった
さらに追い打ちをかけたのが研究室の公用語です。
教授は外国人だったので、コミュニケーションが主に英語でした。
英語が話せなかった自分にとって英語でのやりとりは本ッッッ当に難しすぎました。
「それぐらい勉強すればええやん。」
そう思われる方もいるかもしれませんが、当時は先ほど話したように、実験そのものに対してもストレスを感じていたので、精を出して勉強する気なんて全く起きませんでした…
なんとなく進学したことを後悔
大学4年の夏頃までに、このWパンチを食らった結果、
「来年から大学院に2年間はしんどすぎる…辞めたい‥」と本気で思うようになりました。
研究以外に面白そうなことをみつけた
もう一つの理由が「研究以外に面白そうなことをみつけたから」です。
それはWeb領域で「ちゃんころ」を稼ぐことです。
きっかけは趣味だったアイドルの追っかけが原因でお金がなくなったことです。
これを機に、お金稼ぎとして
- プログラミング
- ブログ
- Webライター
- 動画制作代行
を始めてみました。
途中で挫折したのが大半ですが、どれもWebに関することです。
「研究よりもWeb系の作業の方が楽しい!」と感じるようになっていました。
マイナス要素(研究のストレス)とプラス要素(Web系の作業の楽しさ)のギャップが大きすぎて「大学院から逃げ出したい気持ち」がどんどん膨らんでいきました
大学院を辞めたいと思ってからの生活は辛かった
研究にストレスを感じ、研究以外に面白そうなことをみつけてからは、本当に生活がつらかったです。
「やりたいことがあるのにやりたくないことをやるストレス」に殺されそうになっていました。
図書館に引き込もる生活
「研究いやだ…辞めたい…」と感じてからは、プログラミングやブログに没頭していました。
学校に着いたら速攻で図書館にインして、一人でポチポチPCを触っていました。
ただ、ここでマジメな性格が悪さをし始めます。
楽しさの裏で研究室に行かないへの「罪悪感」が大きくなるんですよね。
でも、行ったら行ったでストレスでへとへとになる始末。
夜に眠れなくなってしまう
ストレスがピークになったのが大学4年の1月ぐらいだと思います。
朝にならないと眠れなくなってしまいました。
下のような地獄ルーティーンにずぶずぶにハマってしまったんです。
①眠れないからスマホを見る
②気づいたらAM5:00
③登校を諦める
④昼まで寝る
⑤学校にいかなかった罪悪感に潰される
⑥夜に眠れなくなる
⑦ ①に戻る
大学院を途中で辞めるデメリット【理系】
「大学院であと2年なんてとてもやってられない」と思って、とりあえず大学院を辞めたら何が起こるかを調べました。
大きな影響としては大きく4つほどありました。
理系は研究職になれなくなる
関係があるのは理系の学生がほとんどですが、大学院を辞めると研究職に就くのが非常に難しくなります。
研究職に就くには、最低でも「修士卒業」の資格が必要だからです。
専門性を生かして働きたいと考えている人は、一度立ち止まって、将来の自分が後悔しないかを考えてみる方がいいです。
私の場合、大学4年の冬には「理系専門職に就くことはない」と覚悟を決めていたので、あまり問題にはなりませんでした。
学歴は大卒になる
また学歴が大卒になることも、人によってはデメリットかもしれません。
大卒に比べる大学院卒の方がまわりの人の反応が良いです。
例えば、下記です。
- 家族や親戚、知人から褒められる
- 女の子にもモテる
また、修士卒のほうが就職後の給料も優遇されます。
出典:内閣府経済社会総合研究所
働きはじめて数年間は、年収に大きな差がないものの、年を追うごとに広がっていきます。
同じ会社で何年も勤め続けていきたいと考えているなら考え直してみてほしいです。
私は「転職が当たり前のWeb業界」で働きたいなと思っており、そんなに気にしていませんでした。
周りに差をつけた状態で就職できなくなる
新卒の多くは大卒です。
そのため修士卒であれば、一歩抜きん出ることもできます。
大学院では大学に比べて難易度が高い勉強に取り組むため、下記のような力が身につきます
- 論理的思考力
- 結果を出す力
特に「論理的思考力」は就活においてだけじゃなく、社会人になった後も間違いなく生かせます。
- エントリーシートを書く時
- グループワークで発言する時
- 面接で受け答えする時
研究室で思考力を身につけられる前提でれば、大卒よりも一歩有利に就活を進められるでしょう。
就職活動で不利になる
日本では「辞めることは悪いこと」とみなされることが多いです。
就活においても同様な気がしました。
中退理由は鬼のように詰められるので、対策がとても大変です泣
また、最終学歴が「中退」だと選考に参加すらできないなんてこともあります。
それでも私は大学院をやめようと決心した
前述したように、大学院を辞めるデメリットは少なくありません。
ただし、それでも私は大学院を辞めることにしました。
私がデメリットと感じたのが「就職活動が不利になること」だけだったからです。
「このデメリット、けっこうデカくない?」と思われる方もたくさんいるかもしれません。
ただ自分の考えでは、「正当な退学理由があるのなら、あまり問題ないのでは?」と感じたんですよね。
つまり「研究以外の何かに真剣に取り組むために辞めた」、これを説明できれば、不利にならずに済むのではないか、ということです。
となると「他分野への興味・関心の強さを伝える最適な方法は何か」がもっとも重要な問いになるでしょう。
当時の私は「行動がすべて」と考え、大学院への入学と同時に、思い切って1年間「休学」をして、地方から都内に引っ越し「Webメディア会社で長期インターンシップ」に取り組むことにしました。
興味のあることに1年間打ち込める&面接官に本気度を示せるので、正直、一石二鳥でした。
そんなわけで大学院を辞める決心がついたのです。
大学院を辞めると決めた後にとれる行動
私が選んだ休学という道は、誰しもにとってかんたんに選べる選択ではないかもしれません。
家庭の事情や学校の都合でなかなか休めない学生もいます。
そのような人は「大学院を辞める」という前提で動いていく方が良いはずです。
その時に考えられる行動は以下の3つです。
- 既卒として就活する
- 新卒として就活する
- とりあえず休んで様子を見る
既卒として就活する
大学院を辞めると決めたら、やるべきこととして第一に考えられるのが就職活動をすることです。
その場合、基本的に「既卒」として就職活動を行います。
”既卒”とは「すでに学校を卒業してる人」のことです。
自分ひとりで就活をするのも良いのですが、個人的なおすすめは既卒エージェントと協力しながら進めることです。
理由としては3つあります。
- エントリーシートの添削や面接の練習をしてもらえる
- 既卒と新卒のどちらで就活すればよいか聞ける
- そもそも退学するべきかの相談ができる
エントリーシートの添削や面接の練習をしてもらえる
既卒エージェントは「既卒の就活」のプロです。
これまで何千、何万もの人のサポートをしてきたので腕は確かです。
また、既卒は下記のような質問に答えなければならないため、既卒専用の面接対策が必要になってきます。
- どうして大学院を辞めたの?
- 大学院を辞めて何をしていたの?
- 大学院を辞めてからの取り組みで学んだことは
既卒経験者など、詳しい人が周りにいなければ、エージェントに相談してプロにおまかせしながら進めていく方が無難です。
大学院を辞めたい学生向け既卒就活サイト3選
私が利用した既卒就活サイトの中でも特におすすめの3つを紹介します。
- ウズキャリ既卒
- ハタラクティブ
- ジェイック
ずっと悩み続けるくらいなら、まずは無料カウンセリングで現状を相談してみるといいでしょう。
「プロの視点から今後に客観的な意見をもらえる」のでそれだけでも価値があると感じました。
大学院を辞めて就活したい人、まだやめるか悩んでいるけど就活への影響から辞めるべきか1人じゃ判断できない人、はぜひ気軽に相談してみてください。
1位:ウズキャリ
対象 | 20代の第二新卒・既卒・フリーター・ニート |
---|---|
求人数 | 3,000社以上 |
就職成功・内定率 | 86% |
特徴 | ・サポート対応満足度No.1の就活サポート ・精度の高い就業マッチングで入社半年後の定着率は95.7% |
精度の高いマッチングに定評のあるUZUZの就活サービス、ウズキャリはカウンセラーの丁寧な対応が良いと好評の就活サービス。
「大学院を辛くてやめたい…」と考えていた私も実際に利用したサイトです。
就職率の高さもさることながら、それ以上に入社後の定着率に重きを置いており、ひとりひとりが納得して就職できるようにサポートしてくれます。
またUZUZは新卒の就活サポートも行っているため、既卒か新卒、どちらで就活をしたら良いかなど実際的な部分を相談出来る点も魅力のひとつでしょう。
「特にIT系やWEBエンジニアへの就職を希望する人」に人気の就活エージェントです。
\簡単1分・就職支援実績52,431人/
料金 | 無料 |
---|---|
オンライン面談 | OK |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
ウズキャリの口コミ
重田さんに対応していただきました。
就活にあたり何社かエージェント様と連絡をとりましたが、UZUZさんが一番丁寧に対応してくださいました。(担当エージェントさんにもよるかとは思います)
特に、面接当日の緊張を和らげるためにお時間を割いていただき、軽く面接対策などしていただけたことが印象的です。
人によって合う・合わないがあるので何社かエージェントさんに連絡をとるのが基本だと思いますが、そのうちのひとつとして利用してみるにはかなりおすすめできるエージェントさんかなと思います。
引用元:GoogleMAP
2位:ハタラクティブ
対象 | 20代のフリーター・ニート・既卒・第二新卒・中退 |
---|---|
求人数 | 3,000件以上 |
就職成功・内定率 | 80.4% |
特徴 | ・求人の8割が未経験ok、利用者の8割が大企業に就職・性格や経歴をマンツーマンで丁寧にヒアリング ・面接対策や履歴書添削もマンツーマンで実施 |
ハタラクティブはスキルや経歴に自信がなくても就活を始めたい20代向けの就職支援サービスです。
大学院中退となると新卒としての就活も可能であっても、やはり面接の際の質問等は他の新卒に向けるものよりも厳しくなります。
20代向けの求人を多く扱うハタラクティブであれば、どのような質問が多いかなどの傾向から事前に対策を練ることができ、経歴にあった就活の方法を教えてもらえます。
「親身になって相談に乗ってくれた」という口コミも多く手厚いサポートに定評のあるハタラクティブを活用して、まずは自分の就活の全体的な戦略を練るのがおすすめです。
\既卒&フリーターOK/
料金 | 無料 |
---|---|
オンライン面談 | OK |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
ハタラクティブの口コミ
#ハタラクティブ 使ってみたが
一社で内定決まって、面接対策と書類関係も丁寧だった。あとは、急な変更にも迅速に対応してもらえる。
— kaz10111ye (@ad38_c) June 17, 2023
3位:ジェイック
対象 | 大学や専門学校、大学院中退 |
---|---|
求人数 | 非公開 |
就職成功・内定率 | 90.7% |
特徴 | ・学校中退者専門の就職サポートを行うセカンドカレッジを運営 ・学校中退者の就職成功率90%越え |
就職カレッジを運営するジェイックはその中に『中退者コース』を設けており、大学や大学院中退者に向けた就職支援の草分け的存在です。
ジェイックの開催する就職カレッジではいろいろな企業との面接が可能なだけでなく、就職後に必要なビジネスマナーや基本的なスキルを一通り学ぶことが出来るため即戦力をアピールできます。
「カリキュラムをすべて終了した」こと自体が就活の強みになるほど実践的な内容が身に付くと企業側からも好評です。 中退という経歴を覆せるほどアピールできる経験や目的がないなど、スキルや経歴に不安のある人にはぜひおすすめしたい就活支援サービスのひとつです。
\就職成功率81.1%!/
料金 | 無料 |
---|---|
オンライン面談 | OK |
運営会社 | 株式会社ジェイック |
ジェイックの口コミ
大変お世話になり、内定をいただくことができました。
主な講義は五日間ほどで朝の9時から休憩をはさみながら夕方18時半までです。(zoomでした)六日目から本番です。
ほとんどが座学ではなく実践型でグループに分けられプレゼンや企業研究などを重ねながら面接本番の予行練習を講師の方に細かくチェックしていただけます。
私は大学中退でアルバイト経験も就活や面接の経験も無かったため、一人では対策の仕方がわからなかったのですが
担任の方、講師の方、営業の方たちが細かくサポートしてくださり(いつでもLINEで相談に乗っていただけます)面接本番は自信をもって企業様とお話させていただくことができました。
引用元:GoogleMAP
既卒と新卒のどちらで就活すればよいか相談できる
大学院を辞めると、基本的には企業の「既卒枠」に応募することになります。
ただし新卒枠への応募OK、もしくはその方が良い場合があるのです。
既卒エージェントであれば、経歴に応じたアドバイスがもらえるのでおすすめです。
私が実際に教えてもらえた情報の一部を紹介しますね。
- 既卒3年以内だったら新卒でも応募OKの企業は多い。新卒に混ざって就活してもOK
- 今の時期(私が実際に無料カウンセリングを受けたとき)は良い求人が少なく、紹介するのが難しい
そもそも退学するべきかを相談できる
「そもそも自分は退学するべき?」
このような問題を相談できるのも良い点だと思います。
「大学院を辞めること」は大きな決断です。
自分の意思で決定するのは大切ですが、判断材料は多いに越したことはありません。
特にエージェントは、あなたと同じような悩みを抱えている話をたくさん聞いています。
知見のある人のアドバイスは役に立つ可能性も大いにあるのではないでしょうか。
もちろん、「研究室が辛い…」といった悩みにも親身になってくれますよ。
新卒として就活する
新卒として就活をすると決めたら、あらかじめ押さえておいてほしいことがあります。
それは、新卒とはいえ「中退した人」として扱われるということです。
しかし辛いことも多いとはいえ、私のおすすめは「新卒」として就活することです。
もちろん人によって新卒が良いか、既卒が良いかは分かれると思いますが、個人的に新卒枠の方が、良い企業があるんですよね。
手持ちの情報が少なく不安な人は、プロへの相談が何より大事です。
実際に「新卒の方がホワイト多そうだけどぶっちゃけどうなの?」みたいなことも質問できたので笑
とりあえず休んで様子を見る
就活以外の選択肢もあります。
いったん一休みしてみてもOKです。
疲弊した状態では、未来のことなんて考えられませんし、無理やり何かしらに考えてみたとしても、冷静な決断ができているとはいえません。
なので、一度長い休みをとって回復してもOKです。
【大学院を辞めたい】デメリットと相談しつつ決めるのがベスト
私の経験を踏まえて「大学院を辞めたい」人が次に何をすればよいか説明しました。
結論、「大学院を辞めることのメリットとデメリットのどちらが大きいか」で決めるのがベストでしょう。
もし「自分だけで決められない…」と思ったら、エージェントからプロの意見をもらうのも賢い選択だと思います。
また精神的にきつければ、辞める辞めないを決めるのはいったん保留にして、ただただ寝て休みましょう。
苦しい時期とは思いますが、まずはできることから試してみてくださいね!