就活お疲れさまです。
「23卒の就活がやばいと聞いたが何がどのようにやばいのか知りたい」
「23卒の就活をしているがうまく進まない…そういえば、今年の就活はやばいって聞いたことがあるけど何がやばいんだろう」
この記事を読んでくれている23卒の就活生は、このような不安があるのではないでしょうか。
私は22卒として就活していましたが、当時も何かと「今年はやばい」と言われていたように思います。
本記事では、22卒の視点から
について書いていこうと思います。
就活に取り組み始めた人、選考に参加するにつれて理想と現実のギャップに苦しんでいる人など、就活に関して不安を抱えている方は読んでみてくださいね。
23卒の就活がやばい理由
まずは「なぜ23卒の就活がやばいと言われているのか」について話します。
結論、以下の3つだと思います。
- 理由1:早期選考を行う会社が増えているから
- 理由2:企業のオンライン選考への対応が進み就活格差がなくなっているから
- 理由3:21卒、22卒の就活生もライバルになるから
それぞれデータも入れつつ解説していきます。
理由1:早期選考を行う会社が増えているから
理由の1つ目が、学生の採用がどんどん早期化しているということです。
上の棒グラフは2020年にレバテックが実施した「いつまでに就活を終わらせたいか」についてのアンケート結果です。
5人に1人が年内に内定をもらいたいと思っています。また、注目するべきは4月までに終わらせたいと考えている人は全体の84%を占めるということです。
就活市場のルールでは3月に就活解禁となっています。
これにならって就活スタートでは4月に就活は終わりません。つまり、大半の学生が3月以前から就活を始めたい(始めた)わけです。
近年はコロナの影響で更に就活の早期化が進んでいることを考えると、早期化に対して「やばい」と感じる学生は多いのではないでしょうか。
採用が早期化されて、良くない点は2つです。
- 3月に就活を始めると残された採用枠が少ない
- 優秀な学生を欲しがる企業、そのような学生に人気の企業(有名企業や大企業に多い傾向)は採用を早期で終わらせてしまう。
主に卒研が忙しすぎて就活に時間を割けなかった学生、などがこの影響を受けることになると考えられます。
理由2 :企業のオンライン選考への対応が進み就活格差がなくなっているから
良い影響と捉える人も多いですが「企業のオンライン選考への対応が進み就活格差がなくなっていること」も23卒の就活がやばいと言われる理由です。
なぜかというと、単純にライバルが増えるからです。
説明会に家から参加できるようになるため、選考により気軽に参加できるようになりました。なので、単純に同じ土俵で競う学生が増えたといっていいでしょう。
また企業のオンライン選考への対応が進む、とはオンラインの採用で重視するポイントが企業毎にノウハウ化されてきたという意味です。
画面越しに「言語化は難しいけどなんとなく良いから」という採用は終わり、標準化されたルールをちゃんと攻略しなければ勝つことは難しくなったというわけです。
就活のノウハウが手に入りやすくなった
また、近年のYouTubeそしてTikTokなどのプラットフォームが急激に伸びています。
そこでは、オンライン化が進む前ではアクセスすることが難しかった有益な就活情報が誰でも簡単に手に入ります。
つまり就活生全体のレベルは高まっているはずです。
これもまた就活がやばいと言われる理由になるのではないでしょうか。
理由3:21卒、22卒の就活生もライバルになるから
また23卒の就活では、21卒、22卒の就活生(既卒生)もライバルになる可能性が例年に比べて高いと考えられ、それも「やばい」と言われる理由です。
上記はここ3年の内定率の推移ですが、ここ2年連続で内定率は落ちています。
内定をもらえなかった学生は、翌年に就活を継続して行うため、ライバルは増えるということにつながります。
※ただ、新卒就活ではなく「既卒就活」に流れる人も一定数いるので、先に紹介した2つの理由ほどの大きな影響はありません。
補足:内定がないとやばい時期とは
補足で、「いつまでに内定がないとやばいの?」という疑問にも答えておきます。
結論としては7月です。
3月に採用活動をスタートした企業が内定を出し始めるタイミングが6月です。
よってそれより一ヶ月遅い7月でも内定が1つもないのであれば、早期化の影響も相まって、周りの学生にかなり遅れをとっていると焦ったほうがよいです。
逆に7月以前に内定がないのは就活生全体で見た時に、おかしいことではないので、焦らずコツコツできることをやるのが大切だと思います。
23卒の就活がやばいと感じたときの対処法
次に、23卒の就活がやばいと感じたときの対処法を3つ紹介します。
- エントリー数を増やす
- まずは内定を一つ目指す
- 一緒に就活できる仲間を探す&相談する
どれも、確実に不安を解消してくれるのでしっかり押さえて実行に移しましょう。
エントリー数を増やす
1つ目がエントリー数を増やすという方法です。
厳しいと感じるかもしれませんが「やばい」と感じるうちはまだ余裕があります。必死にもがいて成果を出している学生は、数え切れないほどの選考を受けています。
それに負けずにエントリー数を増やすのが一番手っ取り早く効果的な対処法です。
それに人間は「何もしないと不安になる生き物」ですので、考えてばかりで行動しないことが「やばい」と感じる要因といえるでしょう。
私の体験から言えることですが、エントリー数を増やして、カレンダーの空白を埋めていけば、正直「やばい」と感じる余裕もなくなります。
まずは、少しでも興味がある企業の説明会のエントリーボタンを押しまくることから始めてみてください。
まずは内定を1つ目指す
また、就活がやばいと感じている人は、まずはどこでも良いので内定を一つだけ確保することをゴールにするのも良いでしょう。
本来であれば内定辞退を目標に置くのはあまり良くないのですが、かなりメンタルの安定に繋がります。
私も、本命ではない企業で内定をもらった後は余裕ができて、そのおかげで本命(第一志望)の企業の内定をもらうことができました。
ぶっちゃけ、就活はメンタルゲーです。
どんな企業であれ、内定がひとつさえあればフッと肩の力が抜けます。
最初は内定をゴールに置いても良いかもです。
逆求人サイトを使うのも有り
また、内定をもらう手段は、気になる企業にあなたがエントリーするだけではありません。
「あなたのことが気になる企業からアプローチを待つ」という方法もあります。
いわゆる逆求人です。
私の内定者の同期は、逆求人サイトからのスカウトから内定をもらったそうです。
就活に置いて大事なのはまず量なので、打席に立てる回数は多ければ多いほど良いと思います。
友達は逆求人サイトをよく使うらしく、おすすめしてくれた「OfferBox(オファーボックス) 」を紹介しておきますね。
利用は完全無料だそうなので、ぜひ試して見てください。
内定は承諾すること
また、もらった内定は必ず承諾するようにしましょう。
コロナの影響で過去には「イッ◯イミヤケ」といった大企業でも内々定を取り消している事例があります。
内々定ですら企業の判断で取り消されてしまう時代なので、承諾していない内定に関してはどうなるかわかりません。
でもここで「承諾したあとにやっぱり入社を断ってもいいの?」という不安もあると思います。
コレに関しては全然断って大丈夫です。
理由は問われるかもしれませんが、詰められることはほとんどありません。
内定辞退に対して悪い対応を学生にしてしまうと、炎上の恐れもあるので、変な対応はできないと企業側も心得ているように感じます。
一緒に就活できる仲間を探す&相談する
また一緒に就活できる仲間を探して相談するのも良いと思います。
自分と似た境遇の人だとなお良いです。
また特に、面接対策やES対策は絶対に友達と一緒にやるべきです。その方が圧倒的に通過率は上がります。
もしあなたがこれから受ける企業を友だちがすでに受けている場合は、面接で聞かれた内容を共有してもらえるかもしれません。
どんな就活サイトやSNSで出回っている情報よりも役立ちますし、勝率は劇的に上がるでしょう。
【23卒で就活やばいと感じるあなたへ】22卒就活生からのアドバイス
ちょっと偉そうで申し訳ないのですが、せっかくなので22卒就活生である私からもアドバイスもできればと思います。
私が思うに、就活で最重要なのは以下の2つです。
- 落ちた原因を突き止める
- 相談できる人を持つ
就活は何度も落ちて落ちて落ちて…を繰り返すものです。それが普通です。
どんなに賢い東大生であろうと必ず落ちる企業には落ちます。
その前提で、内定がもらえる学生とそうでない学生の差は、落ちた原因を突き止める努力をしているかどうかだと思います。
面接を徹底的に振り返ったり、客観視してみると、意外と単純な原因だったなんてこともよくあります。しかしそれが黒か白かをはっきり分けてしまうのです。
面接メモをとるなどして、毎回振り返ることがほんとうに大事だと思います。
もう一つが、相談できる人を持つことです。
先ほども少し触れましたが、就活はメンタルゲーでもあります。
落ちてもへこたれないほど強い精神、あるいは流す力があれば別ですが、大半の学生はそうじゃないです。もちろん私もそうです。
落ち込んでいるとき、何が一番頼りになるかというと、相談できる人(友人、家族、教授、就活サイトの担当者etc誰でも良い)です。
話したところで落ちた事実や現状で持ち合わせる自分の力は変わりません。
それでも不思議と気分がスッキリして、またがんばってみようという気になります。
あなたのことをよく知る友人がベストですが、実際、誰でも良いです。
気持ちを吐き出すことに意味があるので、それができる人を最低1人は探しておきましょう。