既卒を新卒扱いしている企業一覧！各業界の有名会社を紹介

「既卒だけど新卒として採用してもらえる？」

「既卒を採用してくれる大手企業はある？」

「既卒が新卒として採用されるためにおすすめの就職サービスは？」

このような悩みを抱えていませんか？

この記事では既卒でも新卒として採用している大手企業を紹介し、企業の選び方や応募する際の注意点などを解説しています。

おすすめの就職サービスも紹介しているので、既卒で新卒枠採用を目指している人はぜひ参考にしてください。

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既卒を新卒扱いしている企業はたくさんある！

少子高齢化による若手人材の不足を受け、厚生労働省は各企業や事業主に既卒3年未満は新卒として扱うように求めています。

既卒でも新卒枠で採用する企業が増えているので、既卒でも大手企業に就職できる可能性が十分にあります。新卒枠での求人は件数が多く、経験やスキルがなくても人柄やポテンシャルを評価してもらえるので、社会人未経験の既卒でも採用されやすいです。

中途採用では即戦力としての働きが期待されるので、社会人経験がなく特別なスキルを持っていないなら、新卒枠採用が適用される既卒3年未満での就職をおすすめします。

既卒を新卒扱いしている企業一覧

既卒を新卒として採用している大手企業を表にまとめました。

• IT・ソフトウェア・情報処理・ネット関連
• 銀行・証券
• 広告・芸能
• 食品・農林・水産
• 薬品・化粧品
• 官公庁・公社・団体
• 放送・新聞・出版
• 繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック
• 鉄道・航空

大まかな選考フローも載せているので参考にしてください。

IT・ソフトウェア・情報処理・ネット関連

ソフトウェア・情報処理・ネット関連には、携帯キャリアをはじめソフトウェア開発やWEB検索サービスなどさまざまな種類があります。新旧の業態が入り混じっており、既卒を新卒枠で採用するところも少なくありません。

常にアップデートしていく業界で、新しい事にチャレンジしたり学習したりするのが苦にならない人におすすめです。同業他社間の転職が日常的に行われる業界でもあります。

銀行・証券

お金や証券を扱う企業です。中には100年を超える歴史を誇る企業もあり、募集は新卒一括採用だけというところも多く見受けられます。

しかし、改革を推し進める企業では既卒の採用を受け入れるところも増え始めています。中にはメガバンクやそのグループ会社の募集もあるので、金融に興味がある人はしっかり情報収集しましょう。

広告・芸能

広告業界は新卒にも人気がある業界の1つで、大手広告代理店は高学歴の新卒者がほぼ独占しており、新卒でも採用されるのが難しいです。そもそも既卒は対象外としている企業も少なくありません。

中には既卒を採用対象としている企業もありますが、新卒でも難しい企業なので、既卒にはさらに厳しいです。業界研究や企業研究をしっかり行い、志望動機を明確にしておきましょう。

どうしても広告業界にこだわるなら、アルバイトで経験を積んだり、中小企業にも目を向けたりしましょう。

食品・農林・水産

食品業界は文字通り食品を取り扱う業界で、レストランなどの外食チェーンやスーパーなども含まれます。

既卒は営業職や現場に出る仕事での採用がほとんどです。食品業界は既卒を新卒として受け入れている大手企業も多いですが、農林・水産業界は従業員1000人以上の企業は少なく、500人以上の規模の企業がいくつかみられる程度です。

薬品・化粧品

新しい薬品や化粧品を研究して開発する薬品会社や化粧品会社も人気の業界です。どちらも既卒で採用される場合は、総合職や営業職での採用が多い傾向があります。

営業にも知識が必要なので、特に薬品業界では理系の方が有利でしょう。薬品会社の営業職は一般的な営業職に比べて給与が高いですが、その分求められる知識も多く日々のアップデートが必要です。

薬品・化粧品共に新卒にも人気がある業界でさまざまな企業があるため、業界研究企業研究は欠かせません。

官公庁・公社・団体

環境省などをはじめとした公官庁や地方自治体などは公務員試験を受ける必要がありますが、民間企業よりも既卒でも採用されやすい傾向があります。

受験の年齢制限が30歳前後のところもあるので、気になっている官庁があるならHPを確認しましょう。民間企業と公務員を併願するのは大変ですが、大手を目指しているなら民間だけにこだわらず、公務員試験を候補に入れるのもおすすめです。

放送・新聞・出版

マスメディアとよばれ、放送や新聞、出版などを通じて多くの人にサービスを届ける業界です。華やかなイメージで人気が高く、特に大手には優秀な新卒が集まります。

新卒で目指したもものの内定が得られずに、既卒として再チャレンジする人もいるほどです。既卒も新卒扱いで受け入れる企業が多いですが、人気があるため難易度は高めといえます。

繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック

メーカーにはさまざまな業界があり、作っているものや対象の購入者によって雰囲気がかなり違ってきます。

繊維・化学・ガラス・セラミック業界では、技術職の採用に際して理系の知識を求める場合があります。技術職だけでなく、専門知識を活かした営業として活躍できることを印象付けられるので、理系なら繊維・化学・ガラス・セラミック業界を希望するのもおすすめです。

電子・電気機器

電子・電気機器系は、特にエンジニアを中心に求人が増えている傾向があります。少子高齢化による人手不足に加えて、円安によって利益が好調なため採用が活発になっているようです。

中でもソフトウェアエンジニアの需要が高く、プログラミング言語や電気工学、CADなどを学習・習得していることを示せれば、よいアピールポイントになります。

鉄道・航空

鉄道・航空ともに人やものを輸送するサービスを行っており、交通インフラを担う業界です。

どちらの業界も技術系と総合職など、職種が細かく分かれているので自分がどの職種を希望するのか明確にしてから応募する必要があります。同じ業界内でもスタンスや社風などが異なるので、企業研究も欠かせません。

既卒を新卒扱いしている企業の選び方

最近は既卒を新卒枠で採用している企業が多くあります。その中から自分に合う企業を見つけるための選び方を解説します。

• 自己分析を通じて自分に合いそうな企業を選ぶ
• 選考の回数で選ぶ
• 年収で選ぶ

自己分析を通じて自分に合いそうな企業を選ぶ

まずは自己分析をしっかり行って、自分のビジネスプランや将来のビジョンを明確にしましょう。新卒時に自己分析を行っていたとしても、既卒としての経験の中で考え方も変わってきます。

再度自己分析をやり直し、自分のやりたいことや自分がどのようになりたいのか、しっかり把握しましょう。自己分析がきちんと行えていないと、自分が本当にやりたかった仕事ではない職業を選んでしまいかねません。

自己分析が足りないと入社後にミスマッチが起こる可能性があるので、自己分析は丁寧に振り返りましょう。

選考の回数で選ぶ

選考の回数は会社ごとにさまざまです。何度も面接があるとその都度面接対策を行う必要があるので、選考回数の少ない企業を選ぶのも1つの方法です。

選考方法は基本的にはES、適性検査、面接の流れの企業が多く、面接回数は少ないと1回、多くてもだいたい3回までがほとんどです。

同じ業界内でもそれぞれ独自のルールで選考が行われているので、HPなどを確認して内々定までにどのような内容でどのくらいの回数選考が行われているのかを忘れずに確認しましょう。

年収で選ぶ

自分が受け取りたい年収から企業を選ぶ方法もあります。実家暮らしならあまり問題ありませんが、1人暮らしでは家賃や光熱費を払って生活していけるだけの給与がもらえるかが大切です。

このとき月収ではなく年収に注目するようにしましょう。月収にはボーナスが含まれていません。同じ月収でもボーナスの金額が異なると、年収にも差が出てしまいます。DODAの「平均年収ランキング」によると、20代の平均年収は352万円です。

20歳の平均年収は275万円で年齢が上がるほど徐々に年収はあがっていきます。平均年収などを参考にしつつ、自分の生活にどれくらいお金がかかるのか明確にしておきましょう。

既卒を新卒扱いしている企業に応募する際の注意点

既卒を神速扱いで採用してくれる企業に応募する際に気を付けるべき点を解説します。

• 既卒になった理由を説明できるようにしておく
• 志望動機を明確にしておく
• 業界や業種を絞りすぎない

既卒になった理由を説明できるようにしておく

「なぜ新卒で働き始めなかったのか」など、新卒で働き始めずに既卒となった理由をきちんと説明できるようにしておきましょう。

企業は既卒に対して「働く意欲がないのではないか」ということを一番心配しています。

働きたくなくて既卒になったわけではないと伝えられるようにしましょう。例えば「取りたい資格があり、その勉強に時間をかけたかったため」なら、やる気や目標に向かって努力する姿勢をアピールできます。

内定が取れなくて既卒になった場合でも、「当時は自己分析や企業研究が十分でなかった」と反省の姿勢を示しつつ、それをもとに再度自己分析や企業研究に力を入れたとアピールできればネガティブなイメージを取り除けます。

志望動機を明確にしておく

自己分析と業界・企業研究をもとに、なぜその企業に応募したのか、志望理由を明確にしておきましょう。自己分析から自分が将来どのようになりたいのかをはっきりさせると、その将来に近づくためにはどのような業界を目指すかが見えてきます。

同じ業界の企業の中で、その企業ならではの理念やスタンスと自分の将来のビジョンをうまくリンクさせられれば、他ではなくその企業を選んだ明確な理由になります。

どこでもいいから就職したいのではなく、その企業に入りたいという熱意をしっかり伝えましょう。

業界や業種を絞りすぎない

志望する業界や業種を絞りすぎてしまうと、就職の可能性を下げてしまう可能性があります。

業界や業種は、ある程度幅を持たせて志望しましょう。自己分析で自分の将来のビジネスプランができてくると、つい1つの業界や業種にこだわってしまいがちです。

しかし、中には新卒重視で採用を行っている業界や、既卒採用をうたっていても優秀な新卒が集まってしまい、既卒が入り込めない場合もあります。

あまりに特定の業界や業種に固執してしまうと、自分の可能性をつぶしてしまう可能性もあるので、常に幅広い視野を持つようにしましょう。

既卒を新卒扱いしている企業を紹介してくれる就職サービス3選

1人でも既卒からの就職活動は可能ですが、やはりプロの力を頼った方が成功率は上がります。

既卒を新卒枠で採用している企業を紹介してくれる就職サービスをいくつか紹介します。

1. ウズキャリ
2. アゲルキャリア
3. タネックス

1.ウズキャリ

ウズキャリは既卒や第二新卒など、20代の若者に特化した就職サービスです。

ウズキャリのキャリアアドバイザーはほとんどが既卒や第二新卒など、就活でつまずいた経験を持っているので、求職者目線での就活サービスが受けられます。

既卒から新卒枠で就職する際に一番重要な志望動機や企業研究、面接などで自分が最大限アピールできるようにサポートしてもらえます。

独自の基準で労働環境や教育体制なども厳しくチェックしており、ブラック企業が排除されているのも魅力です。

2.アゲルキャリア

アゲルキャリアは20代に特化したサービスで、既卒や第二新卒の就職に力を入れています。内定まで最短1週間のスピーディーさがうりで、なるべく早く就職したい既卒ににぴったりです。

もちろん、ただ早いだけでなく24時間受付で10時間以上の面談を回数無制限で受けられ、サポートも充実しています。ベンチャーから大手まで幅広い企業を扱っており、入社後のミスマッチを極力減らすようにマッチングにもこだわっています。

既卒でも新卒として、自分が納得でき、入社後の活躍につながる就職が期待できるでしょう。

3.タネックス

タネックスは10代・20代の若者に特化した就職サービスです。若手を積極的に採用している企業の取り扱いが多く、経験や学歴、年齢を問わない求人が多数あるので、新卒枠で就職したい既卒も応募しやすい企業がそろっています。

未経験者のサポートが強みで、面接対策はもちろん、既卒にとって重要な志望動機など、応募書類の添削も受けられるので安心です。

日程調整や条件交渉などの面倒な手続きは代行してもらえるので、業界・企業研究や志望動機に集中して取り組めます。

新卒扱いしている企業に応募を考えている既卒によくある質問

新卒枠での応募を考えている既卒が、就職活動を進めるうえで疑問に感じることをQ＆A形式でまとめました。

• 中小やベンチャーもおすすめですか？
• 既卒でも内定をもらいやすい職種はありますか？

中小やベンチャーもおすすめですか？

既卒から大手企業への採用も可能ではありますが、やはり新卒より条件が厳しいので、中小やベンチャーも視野に入れておくとよいでしょう。

特に広告業界や航空業界など、新卒にも人気が高い業界は大手に優秀な新卒が集まってしまい既卒の採用は厳しいと言わざるを得ません。

どうしても業界にこだわりたいなら、中小やベンチャー企業に目を向けるのもおすすめです。中小やベンチャーでも業界内では知られる良い企業も多数あります。あまり大手企業だけに絞らず、いろいろな規模の企業にも目を向けるとよいでしょう。

既卒でも内定をもらいやすい職種はありますか？

まず、一番採用されやすいのは営業職です。営業職は一部を除いて特別な資格や経験が必要ありません。既卒でも新卒でもスタートは変わらないので、新卒に比べて不利になりません。

接客サービスも採用の時点で特別なスキルは必要とされないので、既卒でも内定がもらいやすいです。アルバイトでの接客経験があればアピールポイントになるので、接客サービスを目指すならアルバイトで経験を積むのもよいでしょう。中にはアルバイトからの正社員登用制度を導入している企業もあります。

また、慢性的に人手不足に悩むIT業界もおすすめです。専門的なスキルは必要ですが、研修やサポート体制を充実させている企業も多いのでチェックしてみましょう。

既卒を新卒扱いしている企業に早速応募しよう！

今回は既卒を新卒枠で採用している大手企業を紹介し、併せて企業の選び方や応募の際の注意点を解説しました。

既卒からの新卒採用は増加する傾向ですが、既卒の就職活動は新卒より厳しい目で見られがちです。既卒におすすめする就職サービスも紹介しているので、新卒枠採用を目指すならすぐに登録して自分に合う企業を見つけましょう。