「既卒4年目だけど正社員になりたい」
「既卒4年目で正社員になる方法はある?」
「既卒4年目におすすめの就活サービスは?」
このような悩みを抱えていませんか?
この記事では既卒4年目の就活の実態や、既卒4年目から正社員になる方法などを解説しています。
併せておすすめの就活サービスも紹介しているので、既卒4年目で正社員を目指したい人は、この記事を参考にしてください。
既卒4年目の就職活動の実態
既卒4年目になると既卒3年以内に比べるとやはり難易度は上がります。
実際の既卒4年目の就職活動の実態を見ていきましょう。
- 新卒枠の求人に応募できなくなる
- 悪い印象を与えやすい
- 社会人経験がないため不利になる
新卒枠の求人に応募できなくなる
既卒4年目になると新卒枠への応募ができなくなります。
国の方針により、卒業・修了後3年以内であれば新卒として新卒枠に応募が可能です。
新卒採用は多くの企業が行っており、求人数も選べる求人の種類も多く、内定をもらえる可能性が高いです。
また、新卒枠では人柄やポテンシャル重視で採用されるため、社会人未経験の既卒でも採用されやすい傾向があります。
しかし、既卒4年目になると3年以内の枠から外れてしまうので、求人数が少なくなり、正社員経験がない既卒は就職活動の難易度が上がってしまいます。
ただし、厚生労働省によると既卒の新卒枠採用で、卒業後の経過期間に関して上限を設けていない企業が43%あるので、悲観する必要はありません。
参考;https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000693889.pdf
悪い印象を与えやすい
既卒4年目になると悪い印象を与える要素が多くなってしまうのも、就職活動が難しくなる要因の1つです。
卒業してからの空白期間が長くなり、「それまでの3年間何をしていたのか」「本当は働く意欲がないのではないか」という疑念を抱かれやすいです。
未経験者を積極的に採用している企業が重視するのは、若さと働く意欲です。
既卒4年目になると年齢もあがってしまっていますし、そもそも空白期間があることで働く意欲も疑われています。
実際面接でも、「空白期間がなぜ生じたのか」や「空白期間に何をしていたのか」は必ずと言っていいほど質問されます。
採用側に悪い印象を与える要因を抱えている状態での就職活動になるので、難易度は高いといえるでしょう。
社会人経験がないため不利になる
就職活動においては、新卒や既卒3年以内だけでなく第二新卒と比べても既卒4年目は不利になりがちです。
第二新卒とは、正社員として働き始めたものの、3年以内に退職した人を指します。
既卒4年目と異なり、一度社会人として働いているため、社会人としてのマナーやパソコンの基本操作などは身についていると採用側が考えるため、多少「また辞めるのでは」という懸念があってもまだ採用されやすいです。
対して既卒4年目では、社会人としてのマナーなども身についていない可能性があると考えられてしまい、内定をもらうのが難しい状況になります。
また、中途採用は基本的に即戦力としての働きが求められるので、正社員経験のない既卒にはさらに難しいです。
既卒4年目から正社員になる方法
就職活動の難易度は高いものの、既卒4年目からでも十分に正社員は狙えます。
既卒4年目から正社員になる方法をいくつか紹介していきます。
- 求人サイトから探す
- わかものハローワークを利用する
- 就活サービスを頼る
求人サイトから探す
まず、求人サイトを使って探す方法があります。
既卒のみ対象の求人サイトはないので、新卒向けや転職者向けの求人の中で、既卒の応募を受け付けている企業を探しましょう。
募集要項に「既卒歓迎」と記載されている求人も多いので確認してみてください。
会員登録などをしなくても一度に多くの企業を比較できるのは、求人サイトの最大のメリットです。
気になった求人にまとめてエントリーできるので、なるべくたくさんの企業に応募したい人におすすめです。
わかものハローワークを利用する
35歳未満で正社員を目指すなら「わかものハローワーク」を利用する方法もあります。
わかものハローワークは、35歳未満の正社員を目指す若者のためのサービスです。
通常のハローワークと異なり、個別の担当者がつき、自己分析や応募書類の作成、面接対策も行ってくれます。
マンツーマンで就活のサポートやスキルアップの支援を受けられるので、就職活動に不慣れな既卒でも安心です。
ハローワークは求人数が多く、全国の求人を閲覧できます。
また、地域密着の求人もあるので、地元にこだわった就職先を探している人は試してみるとよいでしょう。
就活サービスを頼る
就職活動に自信が持てないなら、就活サービスを利用するのがおすすめです。
就活サービスは専任の担当者がつき、自己分析から面接練習まで、就職活動のすべてに関することをサポートしてくれます。
求職者の希望をヒアリングし、性格や経験からマッチしそうな企業を紹介するだけでなく、面倒な応募手続きや条件交渉を代行してくれるサービスもあります。
どのように企業を選んだらよいかわからない人やESの書き方がわからない人をはじめ、頼れる人に相談しながら就職活動を進めたい人にぴったりです。
既卒4年目のサポートに強い就活サービス4選
既卒4年目から正社員を目指す人におすすめの、サポート力が強い就活サービスを4つ紹介します。
- ウズキャリ
- アゲルキャリア
- タネックス
- ハタラクティブ
1.ウズキャリ
対象 | 第二新卒・既卒・フリーター・ニート |
---|---|
就業サポート人数 | 63,110人 |
採用決定率 | 86% |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
特徴 | ・20代の若者に特化 ・1人1人に合わせたオーダーメイドサポート ・独自の基準でブラック企業を排除 |
ウズキャリは既卒をはじめ、第二新卒やフリーターなど、20代の若者に特化した就活サービスです。
オーダーメイド型サポートが特徴で、自分だけに合わせたサポートが受けられます。
キャリアアドバイザーは就活でつまずいた経験を持つ人たちなので、既卒4年目の就職活動にも寄り添ってサポートしてくれるでしょう。
独自の基準でブラック企業を排除していることもポイントです。
既卒4年目でも自分に合うホワイト企業を見つけたいなら、ウズキャリを利用してみてはいかがでしょうか。
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※独自の基準でブラック企業を徹底排除
2.アゲルキャリア
対象 | 20代 ・第二新卒・期卒 |
---|---|
就業サポート人数 | 2,000人以上 |
採用決定率 | 95% |
運営会社 | 株式会社 HR team |
特徴 | ・最短1週間のスピード内定 ・回数無制限で10時間以上面談 ・マッチングへのこだわり |
アゲルキャリアは最短1週間のスピード内定がうりの就活サービスです。
独自の仕組みにより、通常の2倍以上のスピード感で就職活動が進められます。
20代の既卒や第二新卒を対象としたサービスで、ベンチャーから大手までさまざまな企業を取り扱っているので、希望する業種や職種が見つけられるでしょう。
スピード感だけでなくマッチングにこだわっており、回数無制限で10時間以上面談が受けられます。
就職後に活躍できる企業になるべく早く就職したい人におすすめです。
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3.タネックス
対象 | 10代・20代・第二新卒 |
---|---|
就業サポート人数 | – |
採用決定率 | 80% |
運営会社 | 株式会社 ミライユ |
特徴 | ・10代・20代の若手に特化 ・未公開求人多数あり ・日程調整や条件交渉を代行 |
タネックスは10代・20代の若手に特化した、正社員未経験者の支援を強みとしている就活サービスです。
応募先企業との日程調整や条件交渉、面接対策など全面的に行ってくれるので、就活に不安がある人にぴったりです。
タネックスならではの未公開求人も多数あり、ほかの就活サービスでは見つからない優良企業を見つけられるかもしれません。
メールやLINEでいつでも相談でき、キャリアアドバイザーへの電話一本で書類選考免除で応募できるのもポイントです。
4.ハタラクティブ
対象 | 20代のフリーター・既卒・第二新卒・大学中退 |
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就業サポート人数 | 180,000人 |
採用決定率 | 80%以上 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
特徴 | ・未経験者OKの求人が多い ・自己分析から面接対策までマンツーマンで対応 ・利用者の8割以上が大手に就職 |
ハタラクティブは20代を対象とした就活サービスで、未経験者OKで若手を積極的に採用している企業を多く取り扱っています。
性格や経歴のヒアリングから面接対策や履歴書添削までマンツーマンで対応してくれるため、空白期間についてどのように書けばいいか悩んでいる人にぴったりです。
利用者の8割以上が大手企業に就職しているので、既卒4年目でも大手の優良企業の正社員を目指せますよ。
万が一不採用でも、理由を企業側にリサーチしてフィードバックし、内定がでるまでしっかりサポートしてもらえます。
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既卒4年目が就活を成功させるポイント
難易度が高いと言われる既卒4年目の就活ですが、成功させるために押さえておきたいポイントがいくつかあるので紹介します。
- 未経験者を積極的に採用している企業を探す
- 既卒になった理由と卒業後に何をしていたか明確にしておく
- アルバイトと同じ業種に応募する
- 正社員登用制度を利用する
- 前向きな姿勢をアピールする
未経験者を積極的に採用している企業を探す
既卒4年目では、若手の未経験者を積極的に採用している企業に応募しましょう。
「未経験者歓迎」や「経歴不問」と記載されている求人を探すのがおすすめです。
中途採用枠では、即戦力としてのスキルが求められることが多いです。
しかし、既卒の場合は社会人経験がないため、仕事に活かせる経歴やスキルを持っていません。
経験やスキルが問われない求人なら、既卒4年目で空白期間が長くても内定がもらえる可能性が高くなります。
なるべく早く内定をもらうためには、経歴不問・未経験者歓迎の求人が狙い目です。
既卒になった理由と卒業後に何をしていたか明確にしておく
面接では必ず「なぜ既卒になったのか」と「空白期間に何をしていたか」が問われます。
「就活がうまくいかなかった」=「失敗してしまった」と考えると、ついついネガティブな発言になってしまいがちです。
反省は必要ですが、大切なのはそれをもとに何を学んで今後どのように活かしていくかを明確に伝えることです。
既卒4年目では「働く意欲がないのではないか」と思われやすいので、働く意欲と熱意があり、長く続けて働きたい旨をしっかり伝えましょう。
アルバイトと同じ業種に応募する
既卒になってからアルバイトをしていた人は、そのアルバイトと関連性がある仕事にエントリーすれば、経験者としてみなされるので内定を得られやすくなります。
本来、職歴にアルバイトは書きませんが、空白期間が長くなる既卒4年目ならアルバイト経験も履歴書に書いておくと、働く意欲があることがアピールできます。
その際に「どのようなことを意識して業務を行っていたか」や「アルバイトを通して何を得たか」を具体的なエピソードを交えて説明するのがおすすめです。
未経験者よりも経験者の方が内定率が高く、アルバイト経験により既卒期間をあまり問われなくなるのでよりスムーズに就活が進められます。
正社員登用制度を利用する
アルバイト先が正社員要用制度を取り入れているなら、それを利用しましょう。
ある程度仕事に慣れている状態で正社員になれるので、即戦力として活躍できます。
また、大変な思いをして就活せずにすむのもメリットです。
ただし、正社員登用制度を採用していなかったり、実際は今まで一度もその制度が利用されたことがない企業もあるので、事前にしっかり調べる必要があります。
また、正社員登用制度があるから必ず正社員になれるとは限りません。
「正社員登用制度をあてにして就活せずに長く働き続けたのに、結局正社員になれなかった」とならないように、就活も並行して行っていきましょう。
前向きな姿勢をアピールする
既卒4年目の場合、面接での質問がどうしても厳しいものやネガティブなものになりがちです。
既卒になった理由や空白期間に何をしていたかなど、答えにくい内容だとついついうつむいたり声が小さくなってしまいます。
しかし、それでは自信がなく、ネガティブな人という印象しか与えません。
答えにくい内容でもしっかりはきはきと答えた方が、物事に前向きに取り組める人と思われ、印象がよくなります。
事実をしっかり踏まえたうえで、今後どうしたいのかきちんと伝えて、働くことに対して前向きな姿勢をアピールしましょう。
既卒5年目になるとどうなるのか?
既卒5年目になると、4年目よりもさらに就活の難易度はあがってしまいます。
しかし、厳しいといっても、やり方次第で十分に正社員を目指せます。
正社員を目指すつもりがあるなら、1日でも早く就活を始めましょう。
ただし、経験や経歴はないのに年齢が上がってしまっており、空白期間が長くなっているので、ホワイトカラーは難しいかもしれません。
中にはホワイトカラーを諦めて、ブルーカラーの就職になる人もいます。
ホワイトカラー:「白い襟付きのシャツ(White collar)」を着て仕事をするような職種に使われる言葉。
オフィスで働く事務職や営業職、プログラマーや弁護士などの専門職などを指す。
ブルーカラー:工場や建設現場など、作業着を着てするような職業。
作業員が着ていた青い(blue)襟(collar)の作業服が由来。
既卒5年目になったら、希望する業種や職種を広げたり、人材不足の業界を狙うなど工夫が必要です。
まとめ:既卒4年目でも就職できる!
今回は既卒4年目の就活の実態や既卒4年目から正社員を目指す方法などを解説し、おすすめの就活サービスを紹介しました。
既卒4年目は新卒枠から外れてしまい、新卒や第二新卒と比べて就活が難しくなります。
しかし、成功するための就職活動の方法やポイントをしっかりおさえれば、まだまだ十分に正社員を目指せます。
自分に合った就活サービスを利用して、正社員への一歩を踏み出しましょう。