「既卒でも大手に就職することはできるのかな…」
「既卒の求人を出してる大手企業ってどこだろう…」
「既卒でも大手に就職できる人の特徴を知りたい…」
このような気持ちはありませんか?
たとえ既卒でも大手企業を狙っていくという人も多いと思います。
私も最初は正直「本当に内定が出るのかな…」と半信半疑な気持ちもありました。
しかし、何度も試行錯誤を繰り返し、最終的には既卒から大手企業の内定をもらうことができたので、その方法や選考を受けられる企業についてまとめていきます。
ぜひ読んでみてください。
執筆者:あおい
20年夏から新卒に混じって既卒就活を始める⇢既卒の就活サイトと新卒の求人サイトの両刀使いで21年の夏に第一志望の大手広告代理店2社に内定をもらう⇢22卒として春から社会人として働く
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既卒で大手に就職することはできるのか?

冒頭でもお話しましたが、既卒でも大手企業に就職できます。
なので「既卒」という事実だけで簡単に諦めないようにしましょう。
なぜ内定をもらえるのかというと、
新卒勢は大手企業含めどんな企業でも入れる可能性がありますよね。それと同じポジションで就活をします。
※ただし、このやり方が成功するには一つだけ条件があり、「既卒3年以下」であることです。3年を超えると急に応募できなくなる企業があるので注意してください。
中途採用枠は狙わない
ここで「中途採用に応募する方法もあるよね?」と思う方もいるかもしれません。
確かにありますが、これは推奨できません。
なぜかというと①ライバルが強すぎる②職務経歴書の提出が必要、だからです。
すでに会社で働いた経験のある社会人と競うことになるので、こちらも同等の実績がないと内定ゲットは厳しいでしょう。
そもそも中途採用は即戦力を求めているので、既卒が入社するのは難しいのです。
【有名大学出身の人向け】プライドは捨てること
もしあなたが有名大学出の場合「プライド」がかなり邪魔になってきます。
今から本当に余計なことを言います。
正直、既卒になった以上は、学歴の効力はほとんどなくなったも同然と考えたほうが良いです。
東京一工や早慶ならまだにしろ、GMARCHや地方国立くらいですと正直「こんなに落ちるの?」と愕然とすると思います。
しかし、それをきっかけに求人への応募をやめてはなりません。
プライドは自分でへし折るくらいの気概でいくことでようやく光が見えてくるはずです。
参考:https://jobcatalog.yahoo.co.jp/qa/list/11217323836/
既卒求人を出している大手企業【134社紹介】

次に実際に既卒の求人を出している大手企業をいくつか紹介します。
選定条件は従業員規模が3,000人以上の企業としました。
「中小企業基本法の定義には以下のようにあります。

それを元に業界別にまとめました。参考にしてみてくださいね。
補足:マイナビでの検索条件はこちら
メーカー業界で既卒採用を行っている大手企業
- アルプス技研
- ベネッセスタイルケア
- 三菱電機
- 日立金属
- セキスイハイムグループ
- NECグループ
- キャノン
- ニコン
- ENEOS
- 東京ガス
- 東芝
- 雪印メグミルク
- ワールドインテック
- コニカミノルタ
- ニチレイフーズ
- ミズノ
- 三井化学
- 住友化学
- デンソー
- トヨタ自動車
サービス・インフラ業界で既卒採用を行っている大手企業
- プレステージ・インターナショナル
- 佐川急便
- SGホールディングス
- ソラスト
- KDDIエボルバ
- シダックスグループ
- セコム
- パソナグループ
- 東京ガス
- 九州電力
- アパホテル
- ALSOK
- エイブル
- ネオキャリア
- マイナビ
- パーソルキャリア
- アビームコンサルティング
- オリエンタルランド
- TOHOシネマズ
- イオンファンタジー
商社業界で既卒採用を行っている大手企業
- リコージャパン
- ダイハツ販売会社グループ
- シャープマーケティングジャパン
- トーホーグループ
- ジャパネットグループ
- 日立ハイテク
- ホンダ販売会社グループ
- ヤンマーアグリジャパン
- 日本アクセス
- ダイワボウグループ
- 丸紅
- 三菱商事
- 豊田通商
- 岩谷産業
- 三井物産
IT業界で既卒採用を行っている大手企業
- キャノンITソリューションズ
- ヤマトシステム開発
- 富士ソフト
- 日立ソリューションズ
- NTT東日本
- NTTコムウェア
- 日立システムズ
- 日鉄ソリューションズ
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- トランスコスモス
- KDDI
- NTTドコモ
- ソフトバンク
- 日本IBM
- 富士通エフサス
- TISインテックグループ
小売業界で既卒採用を行っている大手企業
- ビックカメラ
- クスリのアオキ
- マルエツ
- エディオン
- マツモトキヨシグループ
- ノジマ
- ツルヤ
- 薬王堂
- カインズ
- マックスバリュー
- ゲオ
- 紀伊國屋書店
- コメリ
- 三越伊勢丹
- サンドラッグ
- パリミキ
- セブンイレブン
- ロフト
- ジョイフル本田
- 大阪屋グループ
広告・出版・マスコミ業界で既卒採用を行っている大手企業 ※殆どの企業規模が小さいので1,000~3,000人で検索
- 日本経済新聞社
- ジェイアール東日本企画
- 東急エージェンシー
- アイスタイル
- TBSテレビ
- 毎日新聞社
- 産業経済新聞社
- DAC
- 中日新聞社
- あとらす二十一
- AOI TYOグループ
- 博報堂
- GMO
金融業界で既卒採用を行っている大手企業
- SMBC日興証券
- 第一生命保険
- かんぽ生命保険
- 住友生命保険
- 三井住友銀行
- 三井住友ファイナンス&リース
- 丸井グループ
- 三菱UFJニコス
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 横浜銀行
- 日本銀行
- 野村證券
- 大和証券
- 東京海上日動火災保険(株)
- 三菱UFJ信託銀行
- オリックスグループ
- 日本郵政グループ
- JCB
- みずほ証券
- 明治安田生命
大手企業を狙う既卒が必ず受けるべき業界
大手企業を紹介しましたが、なかでも大手企業を狙う既卒が必ず受けるべき業界を紹介していきます。
内定率を少しでも上げるためにしっかり押さえておきましょう。
受けるべき業界ですが、
- 不動産業界
- 金融業界
- IT業界
3つです。
これらの業界は採用人数の多さ、そして学歴のばらつきに強みがあります。
実際に体験したのですが、採用人数が多さ、学歴のばらつきと選考の通過率は比例します。
広告業界とIT業界の2つを受けていたときは採用人数の多いIT業界の方が圧倒的に受かりやすかったです。
IT業界はSE(システムエンジニア)の採用が狙い目です。業界の動向的にもこれから伸びていきますし、ITという言葉に抵抗があってもとりあえず受けてみるのが良いと思います。
また逆に言うと、採用人数が少なかったり、高学歴に偏っている業界を狙うのであれば相当の努力が必要といえます。(メーカーのマーケ職、コンサル、総合広告、など)
既卒でも大手に就職できる人の特徴は「諦めない人」

次に、既卒でも大手企業に就職できる人の特徴をお伝えします。
特徴はたった一つで、「最後まで諦めないこと」です。
精神論に聞こえるかもしれません、すみません。
でも事実だと思います。
- 既卒になった理由をポジティブに伝えられること
- 既卒期間が短いこと
など、テクニック的な特徴ももちろんありますが、今の既卒は新卒枠としても採用してもらえます(私も内定をもらった2社は新卒枠です)
一昔前に比べて、既卒特有の偏見がなくなってきているのです。よって既卒の就職ハードルはこれでも下がってきています。
大手であれば幅広い学生を採用しているので、学歴もスキルも全く関係ない、とはいいませんが学歴だけで落とされることはそれほどないです。
なので、内定がもらえるまで諦めずに踏ん張れる人が大手に入れると言えるでしょう。
やる気が出て、既卒就活のやり方や流れについても知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
【え、全然採用されない…】既卒から大手企業は無理と感じたら
しかし、現実は厳しいこともあります。
「全然、採用されない…」と悩むことも間違いなくあります。
しかしまだ諦めるのは早いです。大手企業はそれくらいの価値があると思います。
その時にまずやってほしいことは
- エントリー数を増やすこと
- 業界の幅を広げること
です。
エントリー数を増やせばチャンスは増えますし、自分の悪いところが見つかる可能性も高まります。
また、業界にそれほどこだわりがないのなら業界の幅は絶対に広げるべきです。
業界ごとに採用される学生のタイプは違います。別業界を受けて急に通過するようになったという人も多いです。
行き詰まっていると感じたら少し視野を広げてみましょう。
大手が厳しいならベンチャーや中小企業も狙おう
また、大手がどうしてもきついと感じたら、ベンチャーや中小企業も視野に入れても良いかもしれません。
内定が出ても大手ではありませんが、打席に立つ回数は増えますし、意外と自分とマッチする企業が見つかるかもしれません。
それなら入社してしまって、転職して大手企業に行くルートもアリですよね。
足をなるべく止めないようにしましょう。
既卒でも大手企業に就職できる可能性は十分ある
最後になりますが、既卒でも大手企業に就職できる可能性は十分にあります。
私もその可能性に賭けて成功しました。
諦めなくてよかったと本当に思います。
記事では既卒でも受かりやすい業界や企業も紹介しました。
「どうせやっても無駄…」と思っている方でも、まずはエントリーして実際に選考に参加したら意外と見える世界が違うかもしれません。
この記事を読んだあなたのジャイアントキリングを期待しています!