「大学院中退は逃げと言われている理由は?」
「大学院中退して逃げたい人がやったほうがいいことを知りたい!」
「大学院中退して逃げたい人におすすめの就職サービスを教えてほしい」
といった悩みはありませんか。
本記事では、大学院中退は逃げではない理由について詳しく解説していきます。
また、大学院中退からなんとかなった人の体験談や、中退して逃げたい人がやったほうがいいことなども紹介していきます。
大学院を中退して逃げていると不安に感じている方は、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
大学院中退は逃げではない理由
まずは、大学院中退が逃げではない理由を解説していきます。
- 大学院の中退率は2%以上
- 人によって向き不向きがある
- 中退は選択肢を変えられるチャンス
- 新たな一歩として前向きに捉える
- 早く社会に出られる
大学院の中退率は2%以上
大学院中退者は前年度より増えており、2023年度の中退率は2.85%でした。
一見少ないように見えますが、大学や高等専門学校などの中退者も2〜3%程であり、ほぼ大差はありません。
参考:令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について
ですので、全体的に見ると大学院を中退したいと思う気持ちは特に変わったことではないと言えます。
人によって向き不向きがある
大学院では自分の興味を持った分野に絞って研究を行っていきます。
ですが、研究を続けているうちに、1つの分野を研究し続けることを苦に感じてしまう人もいると思います。
研究に没頭できる人もいれば、それが難しい人もいるため、没頭できる人に合わせて研究を行うのが限界に感じてしまうのも仕方のないことです。
中退は選択肢を変えられるチャンス
研究を進めるうちに、思っていたのと違った、もしくは別の分野に興味を持ったという人もいるでしょう。
本当はもっと自分に合う分野があったかもしれませんし、興味のあった道に進めずにずっと後悔してしまう、という話もよく聞きます。
本当に中退して別の学問を学んで良いのか、としっかり考えることはもちろん大切ですが、中退という選択は別の選択肢に進めるとても良い機会だと言えます。
新たな一歩として前向きに捉える
何かしらの理由で中退を考え、よく考えて出した答えなのであれば何も問題ないです。
自分の人生において最善の道を模索することは、今後より有意義な人生を送るためにも大切なことです。
中退をマイナスに考えるのではなく、新しい道に進むための第一歩として前向きに捉えましょう。
早く社会に出られる
中退をしてすぐに就職を考えている人であれば、大学院卒よりも早く社会に出られます。
企業によっては研究成果よりも社会人としての経験を重要視しているところもあります。
また、研究分野と特に関係のない仕事であれば、実際に現場に出て仕事をした方がスキルや知識が身につきやすいです。
大学院中退を逃げと感じるのはなぜ?
大学院中退は逃げではないと解説しましたが、一体なぜ逃げだと感じてしまうのでしょうか。
その原因についても解説していきます。
- 周りからの期待があるから
- 研究に耐えられなかったと思われてしまう
- 周りと比べてしまう
周りからの期待があるから
分野を絞って研究をし、修士号を取って仕事に役立ててほしいと期待する人も少なからず周りにはいるでしょう。
そう言った期待に答えられず、過度な期待をしていた親や教授などが逃げだと感じてしまう人も中にはいるため、自分自身も逃げていると感じてしまいます。
そういった誤解を避けるためにも、辞める理由をきちんと言語化させる必要があります。
研究に耐えられなかったと思われてしまう
自分の興味のある分野を研究したい、もしくはより安定した職に就くために大学院に進学したい、と思い試験を受けて進学すると思います。
ですが何かしらの理由で辞めたくなったとき、やる気があって進学したのに耐えられなかったんだ、と周囲から思われるかもしれません。
大学院に進学してみないと分からない点もありますし、そういった一部の声を気にしないのも大切なことです。
周りと比べてしまう
周りの院生は研究に没頭している中、自分はなかなか身が入らずに中退を考え、劣等感を感じてしまうかもしれません。
ですが、研究や分野にも向き不向きがありますし、他人と比較する必要はないです。
大学中退を逃げと捉えるのではなく、新たな分野を学ぶための第一歩と捉えましょう。
大学院を中退してよかった・なんとかなった人の体験談
ここからは、大学院を中退して良かった、もしくはなんとかなった人の体験談を紹介していきます。
- 就職サービスに頼ったら就職できた
- 学んでいた分野を活かせる企業に就けた
- 大学院中退してニートを経ても就職できた
就職サービスに頼ったら就職できた
大学院を卒業してから就職する予定でしたが、勉強は好きだったけど研究にやる気を感じられずに中退しました。分野に対する興味はあったのですが、一人で黙々とやるのは正直きつかったです。
中退をしたらすぐに就職を考えたのですが、大学院中退者がどうやって就活していいかわからず、とりあえず就職サービスに登録してみました。
就職サービスに登録した理由のもう1つとしては、未経験OKの求人を探したかったからです。調べたらサービスによっては未経験OKの求人を多く扱っているとのことだったので。
実際に登録してみたらノウハウなどを詳しく教えてくれましたし、自分の希望通りの企業にスムーズに就職できました。
参考:ハタラクティブ
現在は既卒や大学を中退した人向けに、就活をサポートするサービスが豊富にあります。
求人数が充実しており、また専任のアドバイザーによるサポートもしっかりしています。
学校を中退したけど希望の企業に就職したい、自分一人では不安、といった方は頼ってみてはいかがでしょうか。
学んでいた分野を活かせる企業に就けた
私は興味を持った分野をより勉強していきたい、またモラトリアム期間をもう少し楽しみたいと思い大学院へ進学しました。
最初の半年ほどは問題なく研究できていたのですが、教授と合わないストレスから少しずつ大学院が苦痛になってきました。
私の力不足が原因でもっと頑張らないと、と思い研究に励んでいたのですが、急に心がプツンと切れたようにやる気がなくなってしまいます。
休みたいと思い休学をしていたのですが、今後また研究を続けていける自信がなかったため、退学を決意しました。
就職をするため様々な就職エージェントを利用し、学んでいた分野を活かせる求人を主に応募しました。
エージェントには未経験も受け入れる求人が多く、無事就職ができました。
大学院中退をしてもなんとかなりますので、現状を受け入れて前を向くことが大切だと思います。
大学院と合わず退学を考えた人もいると思いますが、自分が頑張れなかったからだと自信を失ってしまい、劣等感を感じながら就活を進めてしまう人も中にはいると思います。
ですが、研究は途中で辞めても大学で勉強したことはきちんと残っていますし、それを活かして選考を受ける術は残っています。
中退してしまったからと過去を振り返らず、今できることを活かせればちゃんと就職は可能です。
大学院中退してニートを経ても就職できた
自分が大学中退に至った理由は、グループワークがとてもきつかったからです。
自分のできなさ加減と、連帯責任を与えてしまうプレッシャーが大きかったからです。
そこから2年間のニートを経てしまい、さすがに正社員にならないとという焦りにより就活を本格的に開始します。
あらゆる就職エージェントを利用してニートのための対策を行っていき、面接では今までの失敗を反省し、今後に活かしていくことをしっかりとアピールしました。
エージェントで面接のノウハウを教えていただき、練習を重ねたことで無事内定を獲得できました。
中退してニート期間を経ても、しっかりと対策をすれば内定をもらえるということを伝えられたら嬉しいです。
大学院を中退してマイナスな印象を与えている上に、ニート期間があれば余計正社員にはなれないと思っている人もいるのではないでしょうか。
ですが、結局は企業選びと、選考対策をしっかりできていたかどうかです。
新卒であっても面接でうまく受け答えできなければ落ちますし、ニートでしっかりとアピールできていたら内定はもらえます。
中退してニートになってしまった、もう正社員にはなれないと諦めるのはとても早いと言えます。
大学院を中退して逃げたい人が取るべき選択
大学院を中退して逃げたい人に、おすすめの選択についても紹介していきます。
- 新しく勉強を始める
- フリーターをしながら将来を考える
- 就職活動を始める
新しく勉強を始める
大学院を中退した人の中には、研究テーマに対する興味をあまり持てなかった、もしくは別の分野を学びたくなった、という理由の方もいると思います。
そういった場合は迷わず新しい分野を勉強し始めたほうが良いです。
勉強してみないと分かりませんし、迷っている時間が長いほど不安を積もらせてしまうものです。
変えても合わなかった場合もありますが、行動できる人ほどまたすぐに変えられますし、今すぐにでも勉強を開始してみるのをおすすめします。
フリーターをしながら将来を考える
大学院を中退したいけどやりたいことが見つからない場合、フリーターの期間中に将来を考えてみるのも良いでしょう。
ニートになってやりたいことを考えるよりも、実際に働いてみたほうがやりがいを見つけやすいです。
また、アルバイトであっても社会人としての経験を積めますし、また働きたいという意思も伝わりやすいでしょう。
就職活動を始める
中退者は卒業生よりも早く社会に出られるメリットがあります。
先述したように、企業によっては社会人経験が長い人を優遇するところもありますし、なるべく早く就職してしまうのも手です。
空白期間を作りたくない方も、すぐにでも就活は始めたほうが良いでしょう。
ですが、デメリットとしてすぐに就職したいという思いから自分に合っていない企業に就職してしまうかもしれません。
そういったことを防ぐためにも、焦らずに求人サイトや就職サービスに頼るのをおすすめします。
大学院を中退して逃げたい人に適した就職サービス
ここからは、大学院を中退して就職したい方に適したおすすめの就職サービスを4つ紹介していきます。
- ウズキャリ
- アゲルキャリア
- タネックス
- ハタラクティブ
1.ウズキャリ
登録者数 | 147,744人 |
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サポート人数 | 63,110人 |
特徴 | ・多くのメディアに掲載 ・YouTubeチャンネルで情報発信 ・ITエンジニア向けの授業もあり |
おすすめの年齢 | 20代 |
求人数 | 3,213社 |
入社3ヶ月後の定着率 | 96% |
ウズキャリは20代の新卒、第二新卒だけでなく、中退して既卒やフリーターになった人向けのサポートも行っています。
特徴としては、1人ひとりに合わせた完全オーダーメイド型の指導が行われ、内定獲得を目指すだけでなく、その後の企業への定着も考慮して求人紹介がされていきます。
そのためにも、志望企業に合わせた面接対策も徹底して行ってくれるのも魅力です。
また、その他の特徴としてウズキャリのアドバイザーはほとんどが就活の挫折経験がある方々です。
そのため就活がうまくいかない方や、中退してニート期間があり就職が不安な方の目線に立ってアドバイスを送ってくれます。
\簡単1分・就職支援実績52,431人/
※独自の基準でブラック企業を徹底排除
2.アゲルキャリア
特徴 | ・簡単に無料相談ができる ・自社の基準から選ばれた優良企業のみを紹介 ・入社後の定着を考慮した求人紹介 |
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おすすめの年齢 | 20代 |
内定までの期間 | 最短1週間 |
アゲルキャリアは20代向けの就職サービスであり、最短1週間のスピード内定を強みとしています。
大学院を中退して空白期間を作りたくない、といった方におすすめのサービスです。
スピード内定を目指していますが、アゲルキャリアはマッチング度の高い企業を紹介してくれるのも魅力な点です。
スピーディーに希望の企業から内定獲得ができます。
また、無料で10時間以上の面談をアゲルキャリアでは行ってくれ、専任エージェントが責任を持って1人ひとりと向きあい、回数無制限でアドバイスをしてくれます。
24時間相談可能ですので、いますぐに対策案が欲しい方にとってとても嬉しい制度ではないでしょうか。
\内定まで最短1週間/
本当に信頼できる人材紹介会社1位獲得!
3.タネックス
特徴 | ・様々な検索軸で求人探しが可能 ・転職にも特化している ・非公開の求人あり |
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おすすめの年齢 | 10~20代 |
内定までの期間 | 最短1週間 |
タネックスは10代、20代の若手に特化した就職サービスで、正社員のみの求人を紹介しています。
正社員未経験の方を中心に就業支援を行っており、給与体系や勤務形態などの求人情報を分かりやすく紹介しているのも特徴です。
また、未経験の業界への就職サポートもタネックスの強みであり、大学院中退して新たな分野に進みたい方にもおすすめです。
タネックスでは電話でのサポートを行っており、今までの経験や要望などをしっかりと聞いた上で求人紹介を行い、また書類添削や面接対策もバッチリ行ってくれます。
スピード内定にも対応していたりと、要望に合わせた対策を行ってくれるのもタネックスの魅力でしょう。
4.ハタラクティブ
支援実績 | 180,000人以上 |
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特徴 | ・内定できるまでサポート ・気軽に相談できる無料サポート ・求人票にない情報の提供 |
おすすめの年齢 | 20代 |
内定までの期間 | 最短2週間 |
就職成功率 | 80.6% |
ハタラクティブは20代のフリーター、既卒、大学中退者向けの就職サービスです。
特徴としては、求人の8割以上が未経験でも応募ができ、社会人経験のない方におすすめのサービスとなっています。
また、ハタラクティブを運営しているレバレジーズグループは、12年以上正社員未経験や正社員歴の浅い人たちをサポートしてきている信頼性の高い実績があります。
さらに、利用者の8割が大企業に就職できた実績もありますし、書類通過率96%を誇る履歴書添削や面接練習などサポートが充実している点も魅力です。
社会人経験がなくて不安、未経験でも就職できるのか不安といった方はぜひハタラクティブに登録してみてはいかがでしょうか。
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まとめ:大学院中退は逃げではない!
大学院中退は逃げだと言われている理由は、周りからの期待や他の院生と比較して生まれた劣等感からです。
ですが、人には向き不向きがあり、研究に対しても向き不向きがあります。
苦痛に感じるひともいれば、心から楽しんでいる人もいます。
研究職に就きたくないと思った人や、他の分野を学びたいと途中で思う人もいますし、中退をする理由は人それぞれです。
よって、大学院中退は新たな道へ進むための第一歩であり、後悔しない人生を送るための前向きな決断だと言えます。
実際に大学院を中退してニートになってから就職できた方もいますし、中退したから終わりではなく、始まりであると考えを改めていきましょう。