「空白期間に遊んでしまったけれど就職はできる?」
「空白期間に遊んでると悪い印象を持たれそう」
「空白期間に遊んでしまった人におすすめの就活サイトは?」
このような悩みを抱えていませんか。
この記事では空白期間に遊んでしまった人でも就職できる理由や面接官に問われたときの答え方などを解説しています。
併せておすすめの就活サイトも紹介しているので、空白期間遊んでしまった人はぜひ参考にしてください。
空白期間に遊んでた人・何もしてない人でも就職できる理由
空白期間に遊んでしまったとしても諦める必要はありません。
空白期間に遊んでしまっていた人・何もしなかった人でも就職が可能な理由を解説します。
人手不足だから
現状どの業界も人手不足に悩んでいるため、空白期間に遊んでしまった人や何もしなかった人も就職が可能です。
帝国データバンクによると、2024年上半期の人手不足倒産は163件にのぼり、過去最多を記録しています。
人手不足倒産が前年度比2.1倍となった2023年度上半期の件数よりも多いため、年間通しても過去最多になる可能性があります。
基本的に人手不足ではない業界はありませんが、中でも人手不足倒産が多いのは建設業・物流業です。
また、飲食店の割合も増えています。
また、介護職やIT業界などは常に人手不足の状態で、特にスキルなどがなくて若手であれば空白期間はあまり問題になりません。
参考:帝国データバンク 人手不足倒産の動向調査(2024年度上半期)
そもそも空白期間を気にしないから
中には空白期間があることを気にしない企業もあります。
そもそも平均の転職活動期間は2~3か月といわれており、その程度の空白期間なら転職活動をしていたのだろうと捉えてもらえるので問題にはなりません。
問題は1年以上の空白期間がある場合です。
空白期間が1年以上にわたるときは、ブランクを経てなぜ就職や転職をしようと思ったのか、また本当に働く意欲があるのかをしっかり伝えられるようにしましょう。
場合によってはいきなり正社員ではなく、アルバイト経験を経てから正社員を目指す方がよい可能性もあります。
若手は積極的に採用したい企業が多いから
長期にわたり勤めてもらい、キャリアを形成してもらいたいと考えている企業は多いです。
従って、空白期間に遊んだり、何もしなかった人でも20代であれば積極的に採用される可能性があります。
また、厚生労働省の指針により、既卒3年以内であれば新卒として採用する企業が増えています。
社会人経験などがなくても、その人の意欲や伸びしろに期待して採用するケースがあるので、特に卒業後3年以内なら空白期間が長くても積極的に応募したほうがよいでしょう。
空白期間に遊んでたことを問われたときの答え方の例
空白期間がある場合、面接でその間何をしていたか必ず問われます。
空白期間に遊んでいた場合の答え方を紹介しておきます。
キャリアを再確認していた
転職の場合、前職を退職してから今まで何もしていなかったとしても諦める必要はありません。
今一度自分と向き合ってじっくり自分のキャリアプランを考えていたと答えれば、納得してもらえます。
例えば下記のように答えるとよいでしょう。
「空白期間は自分のキャリアプランを再確認していました。今一度自分自身を見つめ直し、将来についてじっくり考えることで、自分の仕事に対する思いや今後目指すキャリアを明確にできました。」
ただ「何もしていなかった」では働く意欲がないのではと疑われる可能性があります。
自分を見つめ直し、今後のキャリアプランを考えるために必要な時間だったとアピールしましょう。
働く意欲がしっかりあることを納得してもらうのが大切です。
リフレッシュしていた
人間関係が理由で前職を退職していた場合や、休暇がなかなか取れなかった場合などはすぐに就活を始める気持ちになれないかもしれません。
リフレッシュしてから就活を始めた場合は、下記のように答えるとよいでしょう。
「なかなかまとまった休みが取れず心身ともに疲れを感じていたため、一度時間をしっかり取ってリフレッシュしたいと思い、旅行に行っていました。また、しばらく会えていなかった友人と久しぶりに会って話すことで、ほかの業種で働く人の意見なども聞けて英気を養えました。もちろん、その間もインターネットや書籍を利用しての情報収集や、キャリアプランの見直しなどもしっかり行っていました。」
「リフレッシュしていた」と伝える場合は、ポジティブに説明しましょう。
自分にとって、次のステップに進む英気を養うために必要な時間だったと伝えることで、働く意欲や前向きな姿勢がアピール可能です。
資格の取得を目指していた
実際に資格を取得できていなくても、資格の取得を目指していたと答えることで勉強をしていたことにはなります。
例えば下記のような例です。
「空白期間は〇〇という資格の取得を目指してました。そのためにオンラインでの受講に加えて書籍を使用しての勉強を続けています。残念ながらまだ取得はできていませんが、合格を目指してがんばっていくつもりです。」
ただし、資格の取得を目指していたという場合にはいくつか注意が必要です。
まず、就職したい企業と関係のない資格や趣味の延長のような資格では意味がありません。
また、たとえ資格が取れていなくても時間をかけて勉強しているのであれば、ある程度の知識やスキルが身についていると企業側が考える可能性があります。
実際にしっかりと勉強していれば問題ありませんが、実はたいして知識やスキルが身についていない場合は入社後自分が苦しくなるので気をつけましょう。
アルバイトをしていた
短期のアルバイトや単発の仕事をしていた場合でも、通例履歴書には書きませんが実際に働いていたことをアピールすれば、働く意欲があることを示せます。
「大学時代に働いていたアルバイト先でアルバイトをしていました。しばらく続けていましたが、自分の将来について真剣に考え、やはり正社員を目指そうと決心しました。バイト先で培ったコミュニケーション力やマネジメント力を活かして、御社に貢献したいと思っています。」
特に空白期間が長い場合やアピールできる職歴がない場合は、アルバイト経験もしっかり履歴書に書き込みましょう。
アルバイト先での印象的なエピソードを絡めつつ、身に付けられたスキルに触れれば、働く意欲があるうえに責任を持って働けることをアピールできます。
また、なぜ正社員を目指すことにしたのかもきちんと説明しましょう。
体調不良で休養していた
体調やメンタルをくずして休養していた場合はその旨をしっかり伝えましょう。
休養することで現在は回復し、しっかり働ける状態であると伝えることも大切です。
「〇〇という病気を発症し、しばらく休養していました。ストレスによる病気だったのですが、すでにストレスの原因も解消し、通院による治療を受けたことで現在は回復し、精力的に就職活動ができています。アルバイトもはじめ、休まず働けているので正社員として問題なく働けると思い就職活動を始めました。」
病気による空白期間があったことを正直に伝えたうえで、今はしっかり回復していることも伝えます。
さらにアルバイトも始めていると述べることで、働く意欲があることと働ける状態であることもアピールでます。
加えて療養中の経験等を通して得られた学びについても言及できるとよりよいでしょう。
海外旅行をしていた
海外旅行をしていたというのも説明の仕方によってプラスにできます。
「今までずっと気になっていたものの、実行できていなかったワーキングホリデーを体験していました。海外で生活することで外国語を使ったコミュニケーションはもちろん、現地の文化を学んだり、トラブルにも柔軟に対応できるようになり、得ることが多かったです。また、長期で海外生活を送るための計画を立てたり、予算やスケジュールの管理をするスキルは今後の仕事に活かせると思っています。」
ただワーキングホリデーに行っていたというだけではアピールにはなりません。
むしろ自分のことを優先するタイプで、嫌なことがあったら辞めてしまうのではないかと懸念される可能性もあります。
異文化体験を通じて何を得て、今後どう活かしていくのかしっかりアピールしましょう。
趣味に没頭していた
趣味に時間を費やしていたというのも、説明の仕方によってはその後の仕事に結び付けられます。
例えば写真が趣味の人は、このように答えられます。
「私は写真撮影が趣味なのですが、前職ではまとまった休みが取れなかったため、しばらく趣味の時間が取れていませんでした。そこで1か月間は趣味に没頭すると決めて、以前から撮りたいと思っていた景色を撮りに行っていました。撮影した写真をインスタグラムに投稿したところ、1万人のフォロワーを獲得しました。ほかのクリエイターとの人脈もでき、協力し合うことでプレゼンテーションも上がりました。」
好きなことに没頭してもよいですが、必ず期間を決めましょう。
1か月などの区切りをつけることで、計画性があることがアピールできます。
また、ただ趣味をしていたのではなく、仕事に結び付けられるような体験とスキルが得られたことを具体的に述べましょう。
専門的な勉強をしていた
仕事に関してより専門的な知識を学ぶために勉強していたというのもよいでしょう。
例えば下記のとおりです。
「〇〇に関してもっと専門的な知識を得たいと思っていましたが、休みも少なく、勉強に当てる時間をなかなか作れませんでした。そこで一度まとまった時間をかけて勉強するために職を離れました。ある程度知識を高めてから次のステップに進むべきだと考え、転職活動を進めていませんでしたが、勉強に一区切りがついたため、この知識を発揮できる仕事を探し始めました。」
資格はなくても仕事に関してより専門的な知識を得たいと思うことはあるでしょう。
働きながら勉強できるのが一番ですが、労働環境によっては難しい場合もあります。
その際に自分のスキルアップのために一度空白期間を持つのはマイナスにはなりません。
具体的にどのような知識を得てどのように仕事に活かしていくのか、積極的にアピールしましょう。
就活をしていた
就職活動にある程度時間がかかるのは当然のことです。
企業側も就活によってある程度空白期間が生じるのは仕方がないと認識していますが、あまり長くなると何をしていたのか疑問に思われてしまいます。
なぜ就活が長く続いているのか、理由をはっきり伝えましょう。
「転職にあたり、〇〇の企業文化を持つ会社にエントリーしようと決心していました。いろいろな会社の企業研究をしましたが、なかなか御社のような会社にめぐり合えず、結果として空白期間が長くなってしまいました。今回面接の機会をいただけたことをとても感謝しております。」
自分が望む会社を探していたため、空白期間が長くなってしまったと伝えます。
ただし、ありきたりな内容では説得力がありません。
その企業ならではの理念や商品など、オンリーワンの理由を探しましょう。
介護をしていた
家族の介護や看病などが理由の場合は、併せて今は自分が介護や看病をする必要がなくなったことなど、仕事に復帰できる環境が整ったことをしっかり伝えましょう。
例えば下記のとおりです。
「祖母が転んで骨折してしまい、一時的に介護が必要になったため私が介護することになりました。治療の結果今は回復し、問題なく日常生活を送れるようになったため、私も仕事を再開することにしました。なお、今後は叔母夫婦が祖母と同居し、今回のようなことがあった場合は対応してくれることが決まっています。」
介護を理由とした場合は、現在は回復したことや自分の代わりに介護してくれる人が見つかったことを述べ、仕事に支障が起きないことと今後の意気込みをしっかりと伝えましょう。
もしこれからも一時的に自分が介護をする可能性がある場合は、あらかじめその旨を伝えておくことも必要です。
空白期間のある人に面接官が持つ印象
空白期間があると必ずその間何をしていたのか尋ねられます。
なぜ空白期間に触れるのか、面接官が空白期間がある人に対してどのような印象を持っているか解説します。
働く意欲が低いのではないか
働く意欲が低く、すぐに辞めてしまうのではないかと思われる可能性があります。
面接官は「意欲がある人なら、すぐに次の仕事を見つけられるだろう」という考えがあるようです。
従って働く意欲があることをしっかり伝える必要があります。
また、自分のキャリアプランなど、長く働き続けたいと思っていることもアピールしましょう。
計画性がないのではないか
空白期間があると計画性がないと考えられる可能性があります。
面接官の中には、「転職活動はあらかじめ期限を決めて計画的に進めていけば内定は取れる」と考えている人もいるようです。
しかし、転職活動を行うには自分を振り返ったりキャリアプランを考えたりする必要があり、計画性がなくては進められません。
空白期間に何を考え、何を得たのかしっかり伝えることが重要です。
待遇面の条件にこだわりすぎているのではないか
給与や福利厚生の充実度など、待遇面だけにこだわりすぎているため空白期間が長引いているのではないかと考えられる可能性もあります。
特に大手では待遇面だけを考えて応募してくる求職者も多く、面接官はそのような懸念を持ちやすいようです。
なぜ空白期間が長引いているのかをきちんと説明したうえで、待遇面ではなくその企業の文化や商品にこだわっていることをアピールしましょう。
仕事ができないのではないか
面接官は仕事ができる人なら、すでにどこかで採用されているはずだと考える可能性もあります。
ほかの会社で採用されなかったのは、仕事ができなかったり、一緒に働きたいと思えるほどの魅力がないためでなはいかと不安になるようです。
前職やアルバイトでの経験を伝えたり、キャリアプランについてしっかり考えていることをアピールしましょう。
また、仕事にはチームワークも必要です。
周りとコミュニケーションを取って作業が進めていたことやグループでの作業がうまくいっていたことも伝えるとよいでしょう。
体調に不安があるのではないか
特にけがや病気による空白期間がある場合は、体調面に不安があるのではないかと考えられる可能性があります。
治療によりすでに回復しているなら、その旨をきちんと説明し、今後の仕事に影響がないことと今後に対する意欲を伝えましょう。
もしまだ通院の必要がある場合は、この時点でしっかり伝えておいた方が後々自分が困りません。
空白期間に遊んでたことを採用担当者は見抜けるの?
空白期間に遊んでいたかというより、空白期間の説明に嘘やごまかしがあると見抜かれてしまうことが多いようです。
面接官は毎年多くの求職者を面接しています。
嘘をつくと見破られる可能性が高いので、空白期間に関して嘘はつかないようにしましょう。
遊んでいたと素直に伝えたうえで、その期間に得た気づきや学びについてしっかり述べられれば、遊んでいたこと自体はマイナスにはなりません。
空白期間に遊んでたことがバレるリスク
空白期間に遊んでいたこと自体はリスクとは言えません。
ただし、遊んでいたのに嘘をついてごまかした場合は、不採用となる可能性が高いです。
また、嘘をついてうまく入社できたとしても、「資格取得の勉強をしていた」などとごまかした場合は、入社できても知識不足で自分が苦労します。
遊んでいたと正直に伝えたうえで、その中で得たことや仕事への熱意をアピールしましょう。
空白期間にネックがある人におすすめしたい就活サイト
それでは、空白期間に遊んでしまった人や何もしなかった人などにおすすめの就活サイトを紹介します。
1.ウズキャリ
対象 | 第二新卒・既卒・フリーター・ニート |
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就業サポート人数 | 63,110人 |
採用決定率 | 86% |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
ウズキャリはフリーターや第二新卒、既卒など20代の若者に特化した就職サービスです。
キャリアアドバイザーは就活でつまずいた経験を持っている人がほとんどで、求職者目線での就活サービスが受けられます。
空白期間についてどのように伝えればよいかもしっかりアドバイスしてもらえますよ。
求職者に合う職種や企業の紹介はもちろん、面接対策なども行ってくれるので、空白期間が長くて就職できるか不安な人にぴったりです。
2.ハタラクティブ
対象 | 20代のフリーター・既卒・第二新卒・大学中退 |
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就業サポート人数 | 180,000人 |
採用決定率 | 80%以上 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
ハタラクティブは20代向けの就職サービスで、未経験者OKの求人が全体の8割以上あります。
性格や経歴をマンツーマンでヒアリングしてくれるので、自分に合った仕事が見つかりやすいです。
面接対策や履歴書の添削もマンツーマンで行われるので、空白期間についてどのように書いたらよいかわからない人におすすめです。
ハタラクティブ利用者の約8割が大企業に就職しているため、未経験者で空白期間があっても優良企業とめぐり合える可能性がありますよ。
3.アゲルキャリア
対象 | 20代 ・第二新卒・期卒向け |
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就業サポート人数 | 2,000人以上 |
採用決定率 | 95% |
運営会社 | 株式会社 HR team |
アゲルキャリアは第二新卒や既卒など、20代に特化したサービスです。
内定まで最短1週間のスピーディーさがうりで、なるべく早く就職したい人にぴったりです。
もちろん、ただ早いだけではなく、24時間対応で10時間以上の面談を回数無制限で受けられ、サポートも充実しています。
幅広い企業を扱っており、入社後のミスマッチを極力減らすようにマッチングにもこだわっています。
空白期間がある人でも自分が納得でき、入社後の活躍につながる就職が期待できるでしょう。
空白期間がある人に関するよくある質問
空白期間がある人が就活をしていく中で疑問に思うことを、Q&A形式でまとめました。
就職が本当に厳しくなる空白期間はどれくらいですか?
空白期間が半年を超えると、何か特別な事情があるのではないかと企業側が疑問を持つ可能性があります。
平均的な転職活動期間が2〜3か月といわれているので、会社にもよりますが空白期間が3か月を超えると、就職がだんだん厳しくなってくるかもしれません。
空白期間で嘘をついても大丈夫ですか?
空白期間に関して嘘をつくのはぜったいにやめましょう。
面接官は多くの求職者と面接を行っているため、嘘を見抜かれる可能性が高いです。
嘘がばれると不採用になる可能性もありますし、入社後に嘘がばれると人間関係が悪くなったり、最悪減給などの処分がある危険性もあります。
就職時に経歴詐称をするとどうなりますか?
選考中に経歴詐称が発覚した場合は不採用になる可能性が高いです。
特に以下の重要な経歴に関しては内定取り消しや懲戒解雇につながりかねないので注意しましょう。
- 学歴
- 職歴
- 犯罪歴
内容によっては、見逃してくれる会社もあるようですが、信頼は失われますし、上司からの風当りが強くなったり周りとうまくいかなくなる恐れもあります。
空白期間に遊んでた人は伝え方に気をつけよう!
今回は空白期間に遊んでいた人でも就職できる理由や面接での答え方を解説し、空白期間がある人におすすめの就活サービスを紹介しました。
空白期間い遊んでしまった人でも、伝え方次第でマイナスな印象になりません。
自分に合う就活サービスを見つけ、面接での空白期間の伝え方のアドバイスを受けて正社員を目指しましょう。