「このままずっとニートだったらどうしよう」
「もう何年もニート生活だけど社会復帰できるのかな」
「20代ニートが社会復帰するにはどうしたら良い？」
20代ニートの人はこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
20代の内にニートを抜け出さなければ、就職の難易度が上がってしまう可能性があります。
この記事では、20代ニートの実態と社会復帰するための方法を紹介します。
ぜひ最後まで読み、ニート脱却に向けて参考にしてみてください。
社会復帰したい20代ニートの実態
厚生労働省はニートの定義を「15～34歳の仕事をしておらず家事も通学もしていない人」としています。
20代ニートの実態を具体的な数字を基にお伝えします。
- 20代ニートの割合
- 20代ニートから社会復帰できた人の割合
- 20代ニートの世間的な見られ方
20代ニートの割合
総務省の統計データによると、2023年平均で20代ニートは33万人、総人口に対して2.6％の割合の人がニートであることが分かっています。
2013年のデータから比較すると、若年層の人口は減る一方、ニートの割合は増えている状況です。
また、「労働力調査（基本集計）2023年（令和5年）平均結果の概要」によると、30代以降になるとさらにニートの割合が増えていることも分かります。
なかには家庭事情や自身の体調の問題など、就業が難しい理由があることも考えられますが、ニートが一定数いるのが現状です。
20代ニートから社会復帰できた人の割合
20代ニートから社会復帰できた人の割合は、男性の場合20代前半で40.7％、20代後半で39.9％です。
参考：「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③－平成29年版「就業構造基本調査」
女性の場合は20代前半で51.8%、20代後半で48.5％となっています。
どちらも年齢が上がるにつれ、社会復帰率が下がっていることが分かります。
年齢が上がると経験やスキルが求められることが増えるため、就業難易度が上がることが1つの要因になっていると考えられます。
データからも見て取れるように、ニートを脱却し社会復帰するにはなるべく早めの活動開始が必要です。
20代ニートの世間的な見られ方
20代ニートは個人事情により就業できない場合でも、世間からは「怠惰・甘え」と見られてしまいます。
たとえば家族の体調が悪く看護をしなければならない、自身の体調不良といった事情があっても、外部からは分かりません。
そのため、仕事をしていない人＝怠惰な人と決めつけられてしまうことがあります。
また、20代ニートは就業していないことから自由に使えるお金が少なく、誘いを断る場面が増えてしまいます。
その結果、友人からも「人付き合いが悪い」と思われてしまい、交友関係を失ってしまう可能性もあります。
20代ニートから社会復帰できた人の体験談
20代ニートから社会復帰できた人の体験談を紹介します。
- 7年間ニートでも、無事に社会復帰を果たせた
- 面接練習に励み、社会復帰に成功
- 内定取消のショックを乗り越え、楽しく働けるように
ぜひ目を通して、勇気を出すきっかけにしてください。
7年間ニートでも、無事に社会復帰を果たせた
私は20代の頃、7年ほどニートでした。今は無事に働けてます。給料も上がった。精神病も落ち着いた。諦めなければ社会復帰はできますよ。
— 鎹 (@karasu934213) November 17, 2024
7年間ニートだった人も、無事に社会復帰ができています。
仕事が決まるほか、給料が上がる・病気が落ち着くといった成果も出ているようです。
もし病気があっても、諦めずに行動すれば社会復帰は目指せることが分かります。
面接練習に励み、社会復帰に成功
「これまでニート同然の生活をしていた私の希望にそった求人を紹介して下さって、その上で週3回以上の面接練習、練習する時間帯も私に合わせて下さったのでとてもやりやすかったです。私のキャリアについて真剣に考えてくれた事、とても感謝しています。」
引用：ツナグバ公式サイト
ニート同然の生活をしていた人でも、週3回以上の面接練習に励み、社会復帰に成功した人の体験談です。
面接練習は一人では上手くできているかどうか分かりません。
そのため、エージェントを活用し客観的に判断してもらったことが、成功のポイントといえるでしょう。
内定取消のショックを乗り越え、楽しく働けるように
「大学在学中に事務職の内定をもらっていたのに、卒業直前で取り消されてしまいました。しばらくショックで何も手につかない状態が続いていたんですが、奨学金を返済しなきゃいけないし、いつまでもニートでいる言い訳をしたくなくて、また就職活動を始めました。在学中はただがむしゃらに「事務職」と名がつく求人を探していましたが、今回はやり方を変えようと思い、人材紹介会社さんにお願い。ハタラクティブさんを最初に選んだのは、先輩の紹介でした。完全に自信をなくしていた私に「几帳面で空気が読めるので事務職に向いている」「困難があっても自力で立ち直れる」などの強みを見出して下さって、以前と違って前向きな気持ちで就職活動できたと思います。お陰で今、一般事務の仕事ができて、周囲からも頼りにされて、毎日が楽しく充実しています。」
引用：ハタラクティブ公式サイト
この方は大学卒業前に内定をもらっていたところから取消されてしまったようです。
ですがその後、自分を奮い立たせ無事新しいお仕事を見つけられました。
自信を失ってしまっている状況でも、エージェントに励まされながら無事に社会復帰ができています。
一人では乗り越えることが難しい状況でも、相談できる存在を見つけることが社会復帰のコツの1つです。
20代ニートが社会復帰するための準備
20代ニートが社会復帰するためには、入念な準備が欠かせません。
ここからは社会復帰のために必要な準備を説明します。
- 生活を整え体力をつける
- コミュニケーションを取る
- 自己分析をする
いきなり仕事を始めてしまうと挫折する可能性があるため、ぜひ参考にして取り組んでみてください。
生活を整え体力をつける
20代ニートの人は、夜型生活になっている方も多いのではないでしょうか。
夜型生活の状態だと、仕事が決まっても寝坊する・眠気で業務に集中ができなくなってしまうといった、仕事に悪影響が出る恐れがあります。
そのため、まずは朝型生活へ戻すことが重要です。
いきなり目標のハードルを上げすぎると挫折してしまうため、小さいところから始めてみましょう。
たとえば、朝いつもより30分早くアラームをセットし、ベッドから体を起こすだけでOK、カーテンを開けるだけでOKといった方法がおすすめです。
また体力をつけるのも重要です。
多くの仕事は週5日勤務と連日勤務になるため、体力がなければ続きません。
運動習慣がない場合は、簡単なストレッチや散歩から始めてみると良いでしょう。
コミュニケーションを取る
ニート生活が続くと、人と話す時間が減ってしまう傾向にあります。
人と話さないことが続くと、いざ人と関わる場面になったときに、有効なコミュニケーションが取れないかもしれません。
仕事に就く場合、どのような職種でも最低限のコミュニケーション力は必要になります。
コミュニケーションが億劫にならないようにするためには、意識的に人と関わる必要があります。
まずは身近にいる家族との会話を意識することから始めるのがおすすめです。
家族との会話が難しい場合は、親しい友人や趣味仲間でも問題ありません。
相手に興味を持つことで自然とコミュニケーションは上手く取れるようになります。
日々の生活の中で身に付けたコミュニケーション力は、仕事にも活かせるようになるため、まずは相手に寄り添う意識をするところから始めていきましょう。
自己分析をする
仕事を探す前に、まずは自己分析を行う必要があります。
過去の経験を振り返り、自分のスキルの棚卸や長所・短所を把握します。
紙に書き出すようにすれば、思考も整理されるためおすすめです。
自分が好きなこと、苦手なことも合わせて考えるようにすると、仕事探しのヒントになります。
仕事探しで重要になってくるのは「自分が苦手なこと」です。
社会復帰を成功させるには、自分が苦手なことを明確にし、それを避けられる仕事を見つけることが重要になってきます。
無理に苦手なことを克服しようとすると、挫折してしまう可能性が高くなります。
挫折した結果またニート生活に戻ってしまい、自信をさらに失ってしまう恐れもあります。
無理なく働ける仕事を見つけるために、自己分析を明確に行うようにしましょう。
20代ニートが社会復帰する方法
準備ができたら、仕事を見つけるため具体的な行動に移していきます。
ここからは社会復帰をするための方法を説明します。
- 自分に合う仕事の情報を集める
- 志望動機や自己PRを考える
- 就職エージェントを利用する
自分に合う仕事の情報を集める
自己分析をした結果から、自分に合う仕事があるか情報収集しましょう。
人と話すのが苦手なら事務職、逆にコツコツした作業が苦手な場合は営業職などがあります。
求人情報を見るだけでもある程度情報は集められますが、その中から興味が湧く仕事があれば、さらにその仕事についてインターネットで調べてみましょう。
必要なスキル・資格はあるか、どういった人が向いているかなど、自分の経験や性格と合っている部分はないか確認していきます。
自分がその仕事をしている姿を想像してみるのも、やる気が出るきっかけとなるのでおすすめです。
志望動機や自己PRを考える
気になる仕事が見つかったら、自分のスキルや経験と照らし合わせ、親和性がある部分を見つけていきます。
これまでにアルバイトも含め就業したことがない場合は、部活やサークル活動での経験でも問題ありません。
志望動機や自己PRは具体的なエピソードとともに伝えることが大切です。
たとえば「問題を解決するために、こんな工夫をした」というエピソードを盛り込むと、企業側にも熱意や経験が伝わりやすくなります。
もし何も伝えられるものがない場合は、少し遠回りにはなりますが、資格取得も1つの方法です。
資格取得をすることで自信にも繋がり、スキルが求められる仕事であれば選考が有利になる可能性もあります。
就職エージェントを利用する
インターネットに多くの情報がある時代ですが、一人で就職活動をするには限界があります。
自分の強みや就職に活かせる経験など、客観的に見れない場合もあるでしょう。
その場合は就職エージェントを利用するのがおすすめです。
就職エージェントを利用することで、自分では分からなかった強みを見つけてもらえることがあります。
また人に言われることで、より自信を持って企業に伝えられるようにもなります。
「何から始めたら良いかわからない」場合でも、就職エージェントの多くはキャリア相談から行えることが多いため、最初の手段としての活用もおすすめできます。
20代ニートの社会復帰に強い就職エージェント5選
就職エージェントは多数ありますが、なかでも20代ニートの社会復帰に強いエージェントを紹介します。
- ウズキャリ
- アゲルキャリア
- タネックス
- ハタラクティブ
- ツナグバ
気になるところがあれば、ぜひサイトをのぞいてみてください。
1.ウズキャリ
| 運営会社 | 株式会社UZUZ |
|---|---|
| 対応地域 | 関東・大阪 |
| 公開求人数 | 非公開（取引企業数は3,213社） |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 職種 | IT系エンジニア・営業・事務など |
ウズキャリはオーダーメイド型のサポートを提供している就職エージェントです。
20代ニートの個性に合わせたサポートをしてくれるため、自分のスキルや経験に自信がない場合でも安心して利用できます。
また、ウズキャリの社員は「就業の悩み」を経験したことがある人ばかりのため、悩みに寄り添ったサポートを受けられる点もポイントです。
大手Webメディアでも紹介された実績があり、入社後の定着率は96％と高い水準を誇っているため、安心して利用できるエージェントの1つです。
＼簡単1分・就職支援実績52,431人／
※独自の基準でブラック企業を徹底排除
2.アゲルキャリア
| 運営会社 | 株式会社 HR team |
|---|---|
| 対応地域 | 関東・大阪 |
| 公開求人数 | 非公開 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 職種 | 営業、コンサルタントなど |
アゲルキャリアは就職サポートにおけるスピード感の満足度が高いエージェントです。
サポートのスピードは日本一を誇っており、最短で内定決定まで1週間の実績があります。
未経験OKの求人が多いため、最短で仕事を決めたい場合はアゲルキャリアを活用するのがおすすめです。
また、LINEでの相談や24時間受付の面談もあるため、自分の都合に合わせてサポートを受けられます。
＼内定まで最短1週間／
本当に信頼できる人材紹介会社１位獲得！
3.タネックス
| 運営会社 | 株式会社ミライユ |
|---|---|
| 対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 146件（全国） |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 職種 | 営業、事務、接客・販売など |
タネックスは10代・20代向けのエージェントで、未経験者向けのサポートが得意な点が特徴です。
専任のキャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるため、20代ニートでも正社員を目指すことが可能です。
仕事の選び方についても相談でき、求人サイトで気になる仕事があれば、条件から環境面まで質問できます。
相談は電話の他、メールやLINEでも気軽にできる点もおすすめできるポイントです。
公開求人は全体の1割ほどで、ほとんどが非公開求人のため、まずは会員登録をして求人を見てみるのをおすすめします。
4.ハタラクティブ
| 運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
|---|---|
| 対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 4,937件 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 職種 | 事務・販売・IT系エンジニアなど |
ハタラクティブは20代の未経験者に特化したエージェントです。
支援実績10万人と安定感のあるエージェントのため、社会人経験のない20代ニートでも安心して利用できます。
就職成功率は80.6％と高く、多くの人がハタラクティブを活用し就職を成功させています。
未経験OKな企業の求人が多く、自分のスキルに自信のない人でも問題ありません。
公開されている求人も多くあるため、まずは気になる仕事があるか見てみるのをおすすめします。
＼既卒&フリーターOK／
カウンセリング実績10万人突破！
5.ツナグバ
| 運営会社 | 株式会社ツナグバ |
|---|---|
| 対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 2,462件 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 職種 | 事務、営業、エンジニアなど |
ツナグバは内定が決まるまで手厚いサポートを受けられるエージェントです。
20代に特化したサービスで、キャリア設計から企業分析まで徹底したサポートを受けられるのが魅力です。
平均10回以上の面談があるため不安な点は相談しやすく、満足度は94％とほとんどの人がサポート内容に満足をしています。
入社後定着率は95.2％とかなり高い結果も出ており、本気で就職活動をしたい20代ニートにおすすめのエージェントです。
LINEで適職診断ができるので、まずは診断だけしてみても良いでしょう。
＼取り扱い求人常時10,000件以上／
※LINEだけで登録1分
社会復帰したニートでも就きやすい職種
社会復帰をするニートでも、就きやすい職種を紹介します。
- 事務職
- 接客・販売
- 営業職
未経験OKの仕事であれば、スキルを求められず、また研修体制が整っている企業が多いためおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
事務職
事務職は未経験OKの求人が多い職種です。
具体的な業務内容は、データ入力・資料作成・電話対応・来客対応など、基本的なパソコンスキルがあれば問題なく対応できます。
Excel・Wordを使う企業が多いため、MOS資格があると選考が有利に進む可能性が上がるでしょう。
また経理事務や医療事務といった専門知識が必要な事務職もあります。
それぞれ簿記資格や医療事務資格が求められる場合がありますが、一般的な事務職よりも高い給与が見込めるため、資格取得からはじめてみても良いでしょう。
接客・販売
接客・販売も、未経験OKの求人が多い職種です。
飲食店や携帯・アパレルなどの販売店、ホテルのフロントスタッフなどの業務があります。
経験がなくても、対応方法についてマニュアルが整備されているところが多いため、始めやすい職種です。
お客様と対面で接することになるため、コミュニケーション力は求められます。
最低限の体力も必要にはなりますが、自分の対応次第でお客様に商品を購入してもらえる・お客様から直接感謝の言葉をもらえるため、やりがいを感じやすい職種といえます。
営業職
営業職は多くの業界で必要とされるため、求人数が多い職種です。
また営業職も未経験OKの求人が多いため、20代ニートでも就きやすい職種です。
業界は不動産や人材業界、食品・機械・車など、多種多様の業界で求人があります。
営業職のメリットは、インセンティブがあるところが多いため、給与が高くなる傾向にある点です。
そのほか、ビジネスマナーや顧客対応力など、どんな業種でも活かせる汎用的なスキルが身につく点もメリットとしてあげられます。
社会復帰とともに、自分のスキルを積み上げたいと考える場合は、営業職から始めてみるのもおすすめです。
20代ニートの社会復帰によくある質問
20代ニートが社会復帰をするときに感じるであろう質問に回答します。
- 30代になってからだと手遅れですか？
- 社会復帰するのが怖い場合はどうしたら良い？
- 正社員で働けるか不安なときはどうしたら良い？
30代になってからだと手遅れですか？
手遅れではありません。
実際、30代からでも仕事に就けている人はいます。
ただし、20代よりも積極的な行動が必要不可欠になってきます。
また、応募できる未経験者OKの求人数が20代よりも少なくなったり、正社員で就業するのが難しくなったりする可能性があります。
ですがパートやアルバイトから始めて、正社員になっている人もいるため、何より諦めないことが重要です。
社会復帰するのが怖い場合はどうしたら良い？
まずは「何が怖いのか」を明確にするところから始めましょう。
たとえば「人と関わるのが怖い」場合、事務職やデータ入力など、黙々とできる職種を選ぶことをおすすめします。
もし漠然と怖いと感じる、自分でも分からない場合は、エージェントに相談をしてみましょう。
一人で考えすぎてしまうと、必要以上に自分の能力を過小評価してしまったり、自分を責めたりしてしまうことがあります。
LINEで相談できるエージェントもあるため、気軽に相談してみてください。
正社員で働けるか不安なときはどうしたら良い？
必ずしも社会復帰を正社員就業で果たさなければいけないわけではありません。
アルバイトや、時短勤務から始めて体を慣らしていき、そこから正社員就業を目指す方法もあります。
無理をしてしまうと、体を壊してしまい、ニート生活に逆戻りとなってしまうかもしれません。
20代ニートが社会復帰をするには、小さいところから始めるのが大切です。
まとめ：20代ニートでも社会復帰できる！
20代ニートの社会復帰の方法を紹介しました。
20代ニートの人は何から始めれば良いのか分からず、行動ができていない人もいると思います。
まずは客観的に自分を見つめ直すことが重要になりますが、そのためにおすすめなのは就活エージェントの活用です。
一人で悩むよりも、プロのアドバイスをもらいながらの方が着実に行動していけるでしょう。
ぜひこの記事を読んで、社会復帰に向けて動き始めてみてください。
